女系家族〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104317

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  • 大阪の商家によくある(あった?)とされる婿取りを説明してくれる物語。江戸の大奥とオンナに商いはようできませんを彷彿とさせる。
    三代婿養子に仕えた大番頭だの、婿になった夫の家柄だのが、我が侭三昧の三姉妹に重ねて胸くそ悪い話に仕上がっている。

  • 遺産相続で、救いようがないほどドロドロしすぎ!出てくる人がことごとく性格悪すぎ。山崎作品の戦争三部作や、後期の作品を読んでからだと、ちょっと物足りないかも。勉強になる…と、いうか、疲れる、憎しみ劇に凹。

  • 面白かったが女のどろどろがえぐい。ブックオフへ。

  • 何が残ったかというと、微妙。
    女系家族の実状を描いた感じ。
    遺産を巡ってすごいいやらしいやりとりがあって、そんな時にお金が必要?って感じ。時代もだいぶ前の話だったし、あんまり実感もなかったかな。。。

  • ちょっと退屈。

  • 大阪船場の木綿問屋の遺産相続を巡る争い。

    三姉妹に叔母、妾、大番頭を交えた金にえげつない奴らの話。

    山林売買に絞って話が進むのが若干物足りないし、上下二巻だけで短い。

    この本を最後に山崎豊子は船場物を卒業し、「白い巨塔」などの社会派へと転向していった。

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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