女系家族〈下〉 (新潮文庫)

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著者 : 山崎豊子
  • 新潮社 (2002年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104324

女系家族〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 父が死んだことで残された莫大な遺産をめぐって繰り広げられる、血で血を洗うような相続争い。あーこうはなりたくない。ホンマに。にしても時が止まったような、戦後の船場の老舗問屋。「腐っても鯛」とはこのことか。ほんと、こうはならないようにしよう。そしてなにげに初・山崎豊子。

  • 下卷後大番頭宇市的黑心再升級,並且將三姊妹各個擊破,眼看著三姊妹被抓住把柄已經答應他私下的分配,文乃也在他的監視之下,就要召開最後一次親族會議,家族全部去祇王寺大覺寺賞花還去吃瓢亭(雖然這一段和故事無關但我很喜歡哩),沒想到文乃生下了一個兒子,並且嘉藏做好生前認知,因此文乃帶來本宅的遺書成為新的炸彈,也為這整篇故事畫下一個完美結局,收線收得非常出色!雖然嘉藏說的希望可以根絕這種女系家族的弊病,讓自己的私生子繼承暖簾這點有待商榷,但是這確實是一本很出色的作品,無論節奏感,船場言葉,人性險惡都寫得很好,結尾的力道十足,可見其筆力。山崎的作品相對來說真的品質都很高。

  • 矢島嘉蔵の遺言書が発表された後で妾が妊娠していることがわかる。
    三人娘はそれぞれが自分の取り分を多くしたいと考え、大番頭も私服を肥やそうとする。
    登場人物それぞれが、それぞれの欲を持つ。
    果たして矢島家の遺産相続はどうなるのか。

    老舗の後継者であれば、一般的には大きな顔で暮らしていけるものを、女系家族であるために妻や娘よりも低い立場に甘んじていなければならない男。
    後継者であっても自分の裁量で行えることは殆どなく、長く勤めてきた大番頭にも軽く扱われる。
    だから愛人を作っても良いとは言わないが、心安らぐ場が欲しかっただろうことは想像出来る。

    遺産の相続分を多くしたいがために特に長女藤代は手段を選ばずといったところで、大番頭も腹が読めず、登場人物の誰にも余り肩入れも出来ない。
    お金持ちは大変だなあ、などと軽く思っていたら、遺産相続で揉めるのはお金持ちよりも少ない遺産を取り合うことが多いらしく、ドキリとしたり。
    揉めたときに、他人よりも血の繋がった仲のほうが拗れるということは経験済みなので納得がいく。

    最後は、ひとの見せないでいる屈折した気持ちは恐ろしいなと思う。

    遺産相続の争いなんてお金持ちの話だから関係ない。
    うちは遺産なんて無いから。
    うちは子供たちは仲がいいから大丈夫。
    なんて笑っているひとも多いと思う。しかし、少ない遺産で子供同士が争って、二度と修復出来ないくらいに関係が拗れてしまわないように、きちんと意思を遺しておくことが亡くなる者の家族への最後の努め、最後の愛情表現なのかもしれない。

  •  「策士策に溺れる」とはこの小説のためにあるような言葉である。策略に巧みな者は策を弄しすぎて、かえって失敗するものであるという例え。遺産相続をめぐり欲の皮が突っ張った三姉妹と大番頭が右往左往し、まるでサーカスのピエロの様相。最後にはオチもしっかりついたところで、気分も晴れやかにハッピーエンドとなる。豊子はやっぱり面白い。

  • 芳三郎と藤代が山行き後の夜、「騙しとるのはそっちや」とか言いながら1人は三味線、1人は扇子で踊り出して、出来上がるシーン最高。金でドロドロだけど三姉妹が互いに気持ち良いくらい強欲で、船場名家の設定も独特で楽しい。しきたり、言葉遣い、生活っぷり満喫。ラストシーンより全体が楽しかった。
    文乃みたいに悪気なく強欲なやつ一番嫌だね。妾だかなんだか知らないけど、明治、大正じゃあるまいし単なる不倫じゃん。こっちが法に訴えたいわ。

  • 全ては、長年婿養子として虐げられていた亡き主人の仕込み。

  • 前時代的な風習の残る老舗を舞台にした、3姉妹の遺産相続争いを描く。鍵を握る大番頭と先代の愛人、3姉妹それぞれに絡む人物たちの暗躍など、読んでいて全く飽きないのは、他の山崎作品同様。清廉なキャラクターが殆どいない点、救いようの無さがやや読後に残るが、唯一居るとすれば、それは....という事だろう。

  • なんにも情報を入れずに読むとワクワク読めるのだが、
    最後のオチをあらすじで書いてしまったりしているのが残念。。。
    そんな私はウィキの実写化出演順で感づいてしまいましたが笑

    話はやはり重厚な山崎豊子。
    大阪シリーズは社会派シリーズとまた違って面白い。

  • こんな形で認知ってできるのか。

  • 女系家族による遺産相続。欲望に突き動かされた者に罰が下る。婿養子となった先代は外に女を作り、子供を死前に認知し、のれんを継がせるほど憎んでいた。

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