不毛地帯(五) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104447

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ最終巻。
    壹岐が商社マンとしての全てをかけた油田開発に結果が下りる。
    そしてその後は・・・最後まで目を離せず、一気に物語は結末へ向かう。

    全5巻約3,000Pに及ぶ圧倒的なボリュームに疲れたというよりも、
    常に凄まじいプレッシャーの中に身を置いていた壹岐に対して、
    共感しての疲れが読了後に残るが、
    山崎豊子らしいスケールの大きさが、読者に心地よさを与える小説だった。

    機会があれば、ドラマもみたい。

  • とうとう終わった。筆者の取材力には脱帽。

  • 昔ドラマを見た事があったが、また違う感じだった。

  • あとがきにさりげなく、取材が大変だったと書かれているけれど、実務として、商社のビジネスを経験していない人が、こんなに細かくわかるのか?現場の人に取材するにしても、基本事項をどう理解していったのか?など、想像できないことが多く、それだけにこの作品を書き上げたことのすごさを感じる。
    商社のことは知らないから、どのくらい実際の業務と近いのかわからないが、知らない世界の一面をかいま見られたという意味でも面白かった。
    地位や名誉のために仕事をする人ってやはり多いのでしょうと、つくづく感じる。本心は「会社のため」かどうかわからないけれど、そういう建前で仕事をしている人を見ていて、自分にはなれないと実感を強めてしまう。

  • かなり楽しめる小説です。最後の大門と壱岐のやりとりに涙。

  • 現代日本の記憶。
    バブル後しかしらない若い人にも是非読んで欲しいと思いました。

  • 5巻組で、全く飽きない!
    まだ読み始めたばかりの5巻だけど、これまでの四冊の栄誉を称えて先に☆五つです

    →その後…
    納得の読後感です!

  • 次期FXと次世代エネルギー、カダフィ大佐、
    いつの時代になってもひとの欲は変わらないんだろうな。

  • テレビドラマを見て、原作が読みたくなりました。
    ぐいぐいと引き込まれるように、5巻とも読破しました。

  • 読破

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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