西郷札 (新潮文庫―傑作短編集)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (1965年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109046

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西郷札 (新潮文庫―傑作短編集)の感想・レビュー・書評

  • 2015.7.7
    松本清張初期の作品とのことだが、全くもって完成された小説である。
    人間の欲望に焦点をあてているが、読み心地はよい。それに加えて明治維新による時代の変化、その変化を利用しようとする欲望。
    核心をついた作品。

  • 2014/07/30購入
    2014/08/02読み始め
    2014/09/03読了

  • 余韻のある作品でした。
    松本清張の 構想力と想像力は
    とても優れたものを もっていた。

    想像と創造。

  • こちらに収められている『くるま宿』という作品がとても好き。

    時代劇といっても明治維新後が舞台。主もちではない人力車車夫の話。ごろつきめいた車夫が多い中、少し年をとっていて寡黙で穏やかな車夫がおりまして、ある車夫どうしの喧嘩を鮮やかに仲裁したことから、彼の素性が知れます。

    維新で貧に耐えながら武士らしく筋を通している男と、維新後の新しい世の中になんとなく乗っかった男の後ろめたさがテーマなのかなぁ。

    小品ですが、武士ってつらいねと、じんわりと感動。

  • 明治維新は、日本が経験した唯一のパラダイムシフトだと考える。本短編集は、このパラダイムシフトに翻弄された人々の数奇な運命を描いたものが半分。更に徳川物で、封建制度のなかでやはり制度のもつ矛盾に翻弄された人々を描いたものが半分である。
    かなり細かい部分まで時代考証がなされていて、非常にリアリティがある。

  • 2012年10月31日(水)、読了。

  • 江戸時代、幕末・明治初期を舞台にした短編がそれぞれ6編ずつ。いずれも時代の流れに取り残されてしまった者の悲哀が描かれている。本人は懸命なのに、それが受け入れられず、破滅していくさまは悲しみを誘う。フィクションとはいえ、本当にこんな気持ちだったのかも。

  • 幕末から維新にかけてが6篇、江戸の初期を背景にしたのが6篇計12篇の短編集。才はあっても運のなかった主人公を描いた話が多い。どれも一捻りしたおもしろい作品だがとりわけ「権妻」が良かった。11.10.3

  • 絶品。名もなき武士の哀しき生き様、それが徳川時代であろうと維新後であっても痛切だ。表題作や「啾々吟」「恋情」などがよい。一人称で描いているところが良い。やはり小説巧者だ。

  • 2007.10.29 了/
    戦国・江戸時代や明治維新直後を舞台にした人間ドラマの数々.予想のつかない展開に興味をそそられるが,1つ1つがかなり短くて感動するほどには至らないか.何しろ文庫本に12作も入ってる.表題作はそれほどでもなかったが,「恋情」という作品は素晴らしい.

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