わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (1966年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (527ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109091

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わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)の感想・レビュー・書評

  • 上巻までは優男とダメ女達の情念物語、って感じだったが
    まさかの裏切り者・藤島チセを追っての東北旅行あたりから先を読むのがもどかしくなった。

    徐々に戸谷が追い込まれて行くスピード感が楽しめる。

    多摩の死体の確認の大雑把さや、交換手を介しての電話で互いに居場所が分かってしまうところなんかに時代を感じるけれど、人間の内面に潜む悪の姿が現代においてもまるで色あせないところがさすがの松本清張。

    最後の最後、一番のわるいやつらが判明したところではやられたー!って感じ。
    この二人は一体どのあたりからグルになって手を組み始めたのだろう。

  • わるいやつ「ら」、、
    男と女、金と欲にまみれ。。
    結局、一番悪いのはやつらwww
    昭和30年代にこんな完成され、ワクワクする作品、とても素晴らしい!

    「長編ベスト5」残りの3作品が楽しみだ♪
    1.砂の器
    2.点と線
    3.わるいやつら
    4.ゼロの焦点
    5.黒革の手帖

  • 上巻で作られた悪道のベースを、下巻で一気に駆け抜けていく感じ。あっという間に事態は戸谷を取り残していく。

  • 戸谷の視点で上下巻ずっと書かれていたから、最後の警察に問い詰められるシーンは、読んでるこっちまでハラハラ。

    このハラハラは初めてかも。

  • 悪い主人公の上をいく悪いやつらの話かと思っていたが、主人公が間抜け過ぎて。

  • *2016.11.29 読了
    -
    わるいやつら!はいつから共謀していたのか気になる。
    こちらのアナザーストーリーを読みたいくらい。
    -
    因果応報、次から次へと真相が解明されていく。
    主人公の焦りがかわいそうなくらい伝わってくるけど、同情の余地はない。
    -
    わるいやつら。
    この響きがなんともおもしろいというか、厚みがあるのかないのか。印象に残った。
    -

  • 2015.12.2
    途中から面白くなり一気に読んだ。戸谷の傍若無人っぷり、傲慢さ、人をばかにしまくってるところが痛快。そして、勧善懲悪で、最後には罰をくらうのも痛快。
    最後の寺島トヨの復活には、ちと無理があるかな。
    簡潔な文章で面白かったです。

  • ちょっと、設定に無理あり?

  • 4月4日 後書にあった通り、社会悪などが松本清張さんの得意技だと思われるが、この本で書かれているのは、徹底した 私利私欲から生じる悪。
    戸谷信一が捕まったあとも、反省の色なく、ただただ自分の不運を嘆いているあたりも、読んでいてゾッとした。しかし、最後の1ページで大どんでん返し。本当の悪人は???女性の怖さ、読後感の悪さ。この本では、もちろん殺人が描かれているが推理小説ではないと思う。

  • 下巻はぐいぐい読めたなあ。
    絶対これ、あとで何か一波乱あるだろ、っていう所を主人公が見逃していてもどかしい。
    主人公も十分悪いやつなのだが、ついつい肩入れしてしまう。
    シンプルな文章が余計に面白くしていると思う。

  • 図書館にて借りました。
    初・松本清長作品です。
    TV化にもなってます。米倉涼子さん素敵だった~。

    長編ですが2日で読んじゃいました。
    医師としての信用の高さ、世間から見た目、内情。
    おそろしや。

    男性としたら単純にやな奴~だけど、顔と職業が良かったら年上のお姉さま方には可愛い男♪とうつるかも。

    登場人物が全員わるいやつら(笑)
    主人公がとても甘ちゃんに見えてくるから不思議。
    最後は「うわっ!」と全てが一本に繋がるのが快感!

  • とても好きな世界観!
    松本清張の世界観はもともと好きだったのですが、松本清張の中でもとくに面白かったです。下品で卑猥な表現はわるいやつらという題名を引き立ててくれます。題名通り本当にわるいやつらしか出て来ません笑
    犯罪がバレるのでは?と思う場面がいくつもあり、ヒヤヒヤしました。完全犯罪を企む人にぜひ読んでもらいたいです。笑

  • 自分の欲望のために、次々に女性を殺していく医師。
    冷酷非情な現代人の欲望を描く推理長編。

  • 上巻はやや退屈で星3つなのだけど、下巻でぐっと面白くなった。
    「わるいやつら」とはよくつけたもので、主人公戸谷のことをひたすら
    「悪いやっちゃな〜」と思いつつ読んでいたが、後半徐々に彼が破局に向かっていく時にはなぜか彼が可哀想になってしまった…笑。あまり男女の愛憎が絡んだ話は好きではないが、さすが松本清張、とても楽しめた。

  • けっこう面白かった。
    出てくる連中が、本当に悪いやつら。

  • わるいやつら下巻読了。見事な終わり方でした。でも網走をディスるのはやめましょう。きっとこうだろうな〜と序盤予想してたのが、中盤であれっ違うなって思い、終盤で結局それが正解でした。めぐりめぐってだましにくるね。わるいやつらのだましあいです。これはスーッとする!
    ほんとにわるいやつらだらけやん…個人的には横武さんがまさかのワルぶりでした。最後の、きっと来てくれるとしたらあいつだけだった、でじーんときた。で、終盤のチセトヨもまたね…これ…世間を騙す二人を想像するだけでたまらんものがあるね…ぞっとする…
    愛情があるなんて信じたことはなかったから、裏切られたわけではない(ㅎ.ㅎ)ぐっとくるな

  • 上巻に感想記載

  • 下巻の半ばを過ぎたあたりで、盛り上がってくる。主人公である医師が、金と色に溺れ悪逆の限りを尽くしたツケが、信頼していた周囲の裏切りによりことごとく覆されてゆく。勧善懲悪の過程で、読者は葬り去られたはずの謎が究明されていく社会派推理小説の醍醐味を味わい尽くせる。

    しかし、それにしても伏線である上巻の内容が冗長に過ぎた。また、殺人現場に何度も足を運ぶのもやや不自然に感じられた。

  • 大切な書類を盲信的に人に預ける愚や警察が容疑者を追い込んでいく手法などが面白いです。タイトルどおり善人など一人もいません。

  • 恋愛の心理描写が多く、時代の割に妙にリアルで、今日でも十分に通用するのではないかと感じた。但し、プロットは今ひとつではないかと思う。かなりひねりを効かせることを意識しているように思うが、余り意外性はなく、面白みに欠けるのではないかと思う、

  • ある意味、予想通りの展開ですが、最終行まで楽しめます。
    医者による完全犯罪への視点が斬新!!
    いちばん「わるいやつ」は誰かな?

  • 終わり近くになって結末が見えてくるのですが
    文章が淡々としており
    話の進みもなんとなく予想できるのですが
    内容が異常、登場人物の言動が異常なため
    簡潔な文章が面白さを余計に引き立てていると感じました。

    下巻の登場人物で怪しいのが
    主人公とその友人の弁護士。
    主人公を取り巻く女たちも怪しいのですが…
    特に死んだはずの女が生きているという部分は。
    やはり主人公と弁護士、この二人の行動が下巻の見どころかと思います。

    しかし、だれが本当に悪い奴かは
    本を閉じるまで誰もわかりません。
    読めば読むほど面白さを増す松本清張の作品です。
    最後のどんでん返しのような結末は
    やはり読んでみなければわからない面白さです。

    松本清張と聞くだけで少々とっつきにくいイメージを持つかもしれませんが
    思いきって読んでみてください。
    ハマります!

  • これは正しくは「頭のわるいやつら」だな。

  • 中盤に差し掛かるあたりで、どんでん返しを見切った。
    …つもりでいたのだが、そこに追い討ちがかかるとは思わなかった。見事。

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