霧の旗 (新潮文庫)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (1972年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109206

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霧の旗 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • この年末年始、たくさんの松本清張を読み返した。
    この本もそうだが、松本清張のよさは、凡庸に結論を導き出す犯罪ものが多い中、奥深い人間心理、感情を「突き詰める」ところにある。なんでも、受け取る側の人数の数だけ受け取り方というのはあるものだが、松本清張の場合、特に顕著に現れる気がする。私はそういう中でも年配者の人の読後を聞いてみたい。そこからその人の人生も半分くらいは正しく伝わってくるような気がするからだ。

  • 決して裕福ではない若い娘が、依頼を引き受けてくれなかった弁護士に復讐する話し。最後はちょっとやり過ぎの感じ。

  • 桐子の気持ちはわかるけども、弁護士松本を責めるのはお門違いであろうに。 と感じてしまったならばまんまと作者の思惑に乗ってしまっている。それこそが現代の裁判制度の矛盾点なのだ。お門違いな人間が平気で冤罪にかけられて、社会的地位を失う世の中なのだ。まさに本文引用の通り。

  • 時代背景が古くて、ピンとこないことも多かったですけど、十分楽しめました。でも、私には松本清張さんの本は少し敷居が高く感じました。

  • 兄の無罪を信じて桐子は九州から上京、高名な弁護士に依頼するが弁護料を理由に断わられたため、弁護士に復讐する話。
    逆恨みも甚だしく、桐子の身勝手さに腹が立つ。
    全く共感できない話だが、面白かった。
    (電子書籍 Sony Reader)

  • テレビドラマを見て読みましたが、最後の絵描き方はテレビもなかなか面白かった。

  • 桐子の行動は筋は通っていないと思うが、個人的にはスッキリした。どこかで常識的になってしまうのではないかと逆にひやひやした。きれいなまとまりは期待していなかったので、ありきたりな結果になっていなくてそこも気に入った。
    最後の最後までの悪女っぷりが良かった。

  • ううむすごかった。です。

  •  
    ── 松本 清張《霧の旗 19720201 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4101109206
     
    ── 松本 清張《霧の旗 19590700-19600300 婦人公論 196103‥ 中央公論社》
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CC%B8%A4%CE%B4%FA
    ── 石子 順《映画366日館 19850330 現代教養文庫》P370 d1211
     
    ── 《二夜連続ドラマスペシャル 20141207 21:00-23:10 テレビ朝日》
    http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E9%9C%A7%E3%81%AE%E6%97%97
    http://www.tv-asahi.co.jp/kirinohata/(ビデオリサーチ関東地区)視聴率
     
    ♀尾野 真千子(33)《坂道の家 20141206 テレビ朝日》12.5% 瞬間最高14.4%
    ♀堀北 真希(26)《霧の旗 20141207 テレビ朝日》12.8%。瞬間最高14.5%
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000006-nksports-ent
     
    (20141208)
     

  • 資料ID:C0025364
    配架場所:本館2F文庫書架

  • この主人公はまともじゃない。とか、この展開はちょっと強引では?などと思いつつ、ぐいぐい引っ張られて一気読み。その上読んだ後もしばらく頭の中でストーリーが勝手に動き出す始末。
    さすが!松本清張。

  • むちゃくちゃ身勝手な話。
    兄の無実をはらすため、なけなしのお金をはたいて東京の有名弁護士に弁護を引き受けてくれるよう願い出るが、、
    弁護士報酬が払える見込みがないから、と断られ、
    復讐のため、冤罪を作って弁護士を陥れる。
    勝手に頼ろうとして期待を裏切られたからといって逆恨みもいいとこ。
    身勝手すぎて、イライラする。

  • 冤罪により死刑判決を受けた兄がその後獄中死。弁護を断った弁護士に対する妹の復讐劇の話。
    少し話が出来過ぎな感もあるが、それを差し引いても十分な面白さだった。妹、桐子のキャラクターが素晴らしい。やっぱり松本清張はいいなあ。

  • 後味は悪い。誰も、そう誰も幸せになってない。というか不幸だ・・・。
    でも桐子の生き方が潔過ぎて、なぜか共感してしまう。
    ちょうど「検察側の罪人」読んだ後だけど、「検察側」の後味に悪さには憤りを覚えるのに、全くこの作品には憤りを覚えなかった。
    なんだろう・・・本来は憎むべき犯人なんだろうけど、犯人の人となりがほとんど出てこないから、なのかな・・・。

  • 桐子が復讐すべき相手は、大塚弁護士ではなく、
    真犯人と警察でしょう。径子も全く関係ないし。
    事務所に依頼しに来た時の言動から、桐子が嫌いでした。
    映画やドラマで話は知っていましたし、面白かったけれど、
    後味悪いです。主人公に共感できる復讐劇ではないので。

  • 弁護を断られたために、無実の罪を負って兄が獄死したと信じる女が、弁護の依頼を断った高名な弁護士に復讐するサスペンス小説。

  • 「先生が弁護料を理由に断ったせいで、私の兄は、無実の罪を着せられたまま獄中死しました。」

    彼女の復讐は、お門違いで、何も正しくはないけれど、凛とした佇まいと意志の強さ、眼差しが目の前に見えるように伝わってきて、美しいと感じてしまう何かがある。

    芸術性さえ感じる、この復讐劇。サスペンス好きは必読だ。

  • 世間的には普通の弁護士のごくありきたりに思える行為が恨みを買い、陥穽に嵌る。金持ちが有利という裁判制度の問題を個人の怨念に託けて批判する。13.5.2

  • 女性の執念は恐ろしい。本来憎むべきは 弁護士ではなく 警察であるべきなのに・・・。

  • 古屋一行・星野真里のドラマを見ました。星野真里って美人なのに、こういう不幸な役いっちゃった系の役多いね。。。おそろしい。それにしても古屋一行のラストの脇の甘さ!!!さすがに馬鹿としか言えない。笑

  • 短く軽いのでさくっと読める。でも、最後ぞわっとする。

  • ある殺人事件で逮捕された兄の無実を信じる桐子は、兄の弁護を著名な弁護士、大塚に依頼するも、弁護料を理由に断られる。これをきっかけに桐子の大塚弁護士に対する復讐が始まった―。
    裁判制度の闇を指摘した異色作!
    【志學館大学】ニックネーム:まめしば

  • 兄の身の潔白を証明してもらうために、東京で高名な弁護士・大塚鉄三に弁護を依頼した柳田桐子。高額な弁護料を支払えないことを理由に断られ、兄も死刑囚として獄死ししてしまったことから、大塚への復讐を決意する。大塚の社会的地位を陥れるため私生活を暴き、文字通り身を呈して完全に社会から抹殺しようとする桐子の執念はすさまじい。この原作の映画版では、たしか倍賞千恵子さんが主演を演じていたような気がする。原作ではラストに描かれている桐子の体を張った作戦のシーンだけが妙に生々しく記憶に残っている。
    阿刀田氏のあとがきによれば、松本清張は「眼には眼を」(1957年)という名の映画をを思い出の一本にあげており、この映画にヒントを得たのではないか、という推論を展開している。

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