時間の習俗 (新潮文庫)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (1972年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109237

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時間の習俗 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  •  相模湖畔で起きた殺人事件。峰岡という男は、和布刈神事の写真を撮っていたという。しかし、そのアリバイに疑いを抱いた三原は、福岡の鳥飼刑事とともに捜査にあたる。その過程で、大宰府や鐘崎など福岡の地名が出てきた。ハウプトマンの『沈鐘』って?
     電話の直通区域って?飛行機の席のこと、カラーフィルムの現像のことなど、当時の事情を知らないため、説明されてそういうものなのかと分かることも。

  • 「点と線」の名コンビが復活した作品ということで読む。今回も執拗で地道な捜査が容疑者のトリック、アリバイを崩すが、時代的なものも有りいまひとつピンとこない部分もある。

    そもそも、三原刑事が容疑者絞り込む過程に?がつく。警察はこんな曖昧な段階で、ここまで容疑者をマークするのでしょうか。あまり根拠もなく随分捜査にお金も使っているように思われる。消えた女の謎もホントかよという感じではある。

    本作は名コンビ復活ではあるが、ほぼ主役は三原刑事であり、その執念には頭が下がるが、思い込みも激し過ぎるきらいがあって、リァリテ
    は感じられなかった。ただそれでもグイグイ読ませる筆力はさすが。

  • この作品は、昭和37年に書かれたもの。
    清張が53歳位の時に書かれたものである。

    相模湖畔で交通関係の業界紙社長が殺されたが、その犯人と目されてるタクシー会社専務がトリックを駆使し、そのトリックを三原警部補と鳥飼老刑事が解明していくという内容。

    トリックが複雑すぎて自分にはわからなかったが、それなりに楽しめた。

  • 「点と線」の三原警部補と鳥飼刑事が協力して事件を解決していきますが、この二人の人柄はいいですね。
    ほぼ全編アリバイ崩しです。鉄壁を誇るアリバイはどう攻めても答えが用意されてます。綻びから崩れたのではなく、犯人がやったことに執念で辿り着いた感じでしょうか。最後に崩れた時は感動すらありました。
    メイントリックに時代を感じますし、アリバイがあるという理由で疑われてはたまったものではありませんが、それを帳消しにするほどの刑事の執念でした。

  • 時代が違うので、カメラフィルムのアリバイが、今一つピンとこなかったが、ストーリーも面白く、ハラハラしながら読めました。

    門司の和布刈(めかり)神社は、一回行ってみたいですね。

  • 時代を感じる。
    カメラの機能や性能、飛行機搭乗システム、電話電報手紙などの通信、、

    でも、刑事が足を使って(都合がいいなぁ!という流れもあるけど)ひとつひとつ調査をしていくのを同じ視点で追えるのは、やっぱり王道の面白さなのかなー。

  • 「点と線」と並ぶ名作。とはいえ、ドラマ化と聞いて読んでみた。小説としてはおもしろいが、身分証明書が米穀通帳とか、そうとう古い。メイントリックも現代の感覚ではまったく使えないネタだったので、ドラマではどうするのかと思っていたら、ざっくり作り変えてあった。時代考証を気にせず、純粋に推理小説として読めば、おもしろい。

  • 『点と線』の名コンビ三原警部補と鳥飼老刑事が試行錯誤を繰返しながら巧妙なトリックを解明してゆく本格推理長編。

  • 完璧なアリバイが徐々に崩れていく過程が純粋に面白い。特にはっきりとした動機もない容疑者を、そこまで執拗に追いつめるものかという疑問がなきにしもあらずだったのだが、最後容疑者が犯人と確定した時には拍手をしたい気分になった。やはり正当派ミステリーというのは読んでいて気持ちがいい!

  • 昭和37年は、羽田から伊丹経由で板付まで飛行機でもこんなに時間がかかっていたのかと思いながら読み続けた。

  • 高校生の時に初めて読み、何十年振りかで再読。
    でも、松本清張のすごさは変わらない。

  • 「点と線」のコンビがすごい執念で殺人事件の謎を解く。

  • 九州の和布刈神社の風景からはじまる。遠く離れた相模湖畔の殺人。

  • 【No.93】「点と線」の三原・鳥飼刑事コンビ。完璧なアリバイがある容疑者を追い詰めていく話。

  • 神奈川などを舞台とした作品です。

  • これぞ松本清張の推理小説といった内容だった。
    まるでサスペンス劇場の台本でも読んでいるかのような細かいセリフ、主人公の思考回路。
    サスペンス劇場と違うのは、サスペンス劇場では主人公が考えたことや言ったことはみな意味があって正解の方向にいっている、もしくは後からヒントになる。それに対してこの小説は、正解に結び付く、付かないにかかわらず、主人公の思考回路を忠実に描写しており、考えたことや言ったことが、解答へ結びつかなかったりあまり意味がなかったりすることも多々あるという点。これにより、まるで自分が主人公になったかのような錯覚に陥り一緒に考える。犯人はどうやってこのアリバイを作ったのか。やっぱり松本清張はすごい。

  • 2010年6月20日(日)、読了。

  • アリバイを崩していく過程が楽しめた。昭和30年代の交通事情を楽しめた。10.6.20

  • トリックがちょっと複雑化しすぎて無理を感じた。

  • 冒頭から犯人を絞り込み、ひたすらその犯人のアリバイを崩していくという展開は、わたしには新鮮でした。

  • 松本清張2冊目。
    アリバイを崩すことに徹底された1冊。
    優秀な刑事の勘とは言え、参考人としてヒトリを絞った過程が少し納得いかない。
    その他はよく出来ていると思った。
    順番は逆だが、次は点と線を読むか。

  • 神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。関係者の一人だが容疑者としては一番無色なタクシー会社の専務は、殺害の数時間後、遠く九州の和布刈神社で行われた新年の神事を見物し、カメラに収めていたという完璧すぎるアリバイに不審を持たれる。

  • 「点と線」のコンビが登場1!

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