状況曲線〈下〉 (新潮文庫)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (1992年1月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109640

状況曲線〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    二つの殺人の嫌疑が自分にかかることを恐れ、ノイローゼ気味だった味岡の死体がダムで発見された。自殺説が支配する中、不審を抱いた刑事矢田部が執念の捜査を始める。体温を保ちながら死体を長距離運搬するには? 死体の靴の中から見つかった五色石の破片は? 一つ一つ難解なトリックが解明され、三つの事件を一本の糸で結ぶ建設業界の凄まじい陰謀が見えてくる……。

    【キーワード】
    文庫・サスペンス・ミステリー・ドラマ化

    【映像化情報】
    1994年11月26日ドラマ化
    出演:村上弘明 他


    +++1

  • 上巻で起こった二つの殺人の嫌疑が自分にかかることを恐れ、ノイローゼ気味だった味岡の死体がダムで発見され、慶次が操作を始めていくところから始まる。自殺だと考えられていたが、不審を抱いた刑事の矢田部が味岡の周囲から操作を粘り強く続けていく。
    矢田部の捜査を黒幕達が先回りするかのように難を逃れていく部分がたまらなく面白い。しかしながら、刑事のプライドと経験から黒幕の裏の裏をかいて矢田部たちが追い回していく。
    今でもニュースになる談合事件。作品は古いが内容は古さを感じさせない。刑事と黒幕の緻密な計算による殺人事件は松本清張ならではの面白さだと思う。

    今日の味方は明日の敵。建設業界と政界の闇を見れて面白かった。

  • ねっとりと3つの殺人事件とその解明が進んでいくが、結末は偶然とも言うべき、ちょっとしたいざこざが全てを解決させてしまった。この作品の価値は、建設業界と官庁との談合という黒い関係を取り上げ、大きな社会問題に発展した端緒となったことだろう。我々の就職の時も話題になって、「談合を会社から指示されたら、あなたはどうするか。」といった問題が就職試験に出されたことを、懐かしく思い出した。13.10.10

  • トリックの突飛さが面白い作品で、松本清張によくあるいわゆるドロドロした人間ドラマとは毛色が違う、どちらかというと普通の推理小説です。ただ、建設業界の談合という題材は、読み応えあります。

  • 何度目かの再読。

    上巻でおぼろげに浮かぶ犯がの影を追う側に視点か移ります。トリック解明では少し加速するものの、進行中の計画の阻止と犯人を追い詰めるラストは、またジリジリと。

    テンポの良いのもいいけど、焦らされる展開もやっぱり楽しいのです。

  • 味岡の捜査にあたる地元刑事は、京都、東京、長野と味岡の足取りを追い、ついに味岡が嵌められた罠の正体に気付き、暴いていく。

  • 松本清張の本。1992年。物事を円滑に進めるために、談合がある程度必要とも考えられている。本当はないほうが良いのだが。

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