松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔―宮部みゆきオリジナルセレクション (新潮文庫)

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著者 : 松本清張
  • 新潮社 (2013年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109756

松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔―宮部みゆきオリジナルセレクション (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 以前読んでた事を忘れ再読。12作品収録の短編集。著者の若い頃だと思われる家計を助けるために15歳から働いた少年や著者の父だと思われる一生貧乏生活から抜け出せなかった耳の小さい男が出てくる短編が多い。ストリーは暗い。著者の中で自身や父親の境遇に対するやりきれなさがあったのかなと思う。私小説的な作品の中では相容れない親戚と指の形がそっくりで嫌悪する「父系の指」が面白かった。サスペンスで面白かったのは大学教師とその執筆を助ける若い女性、ラストがとても哀しい「月」と絵葉書の美少女を探し消息を追う「絵はがきの少女」

  • 暗い。それにしても暗い作品が多い。確かに、清張の作品で陽性なものを、私はしらないが。

    本作品集では意図して、同じモチーフを持った作品を集めたのだろうが、いささか飽きる部分もあった。個人的には「絵はがきの少女」が好み。若い頃同じような夢想を自分も抱いたことがある。
    結末は予想できたもののあまりに悲惨だが。

    描かれている時代が、そもそも暗く陰鬱だったのだろうが、清張の描く風俗にはノスタルジーを強烈に感じる。それが、私にとって清張を読む一番の理由でもある。

    本作品集の作品群は、は副題から想像するものからは、あまりにかけ離れている。編集部も宮部さんも、もう少し名は体を表す副題を考えるべきだったような気がする。

  • (欲しい!/文庫)

  • 宮部みゆきが選ぶ傑作選。暗に作者自身の出自生立ちを素材としてに書かれたものばかり。貧しくて暗い話が多いが、自分の体験がベースになっているのでリアリティがある。
    悲しいことに夫も耳が薄い。ということは。

  • 松本清張の故郷、育った街が多く出てくる。父の不遇、自らの不遇。そういった環境が逆境をはね除け文豪と言われるまでになったといってもいいかも知れない。14.7.6

  • 松本清張の私小説的な作品を宮部みゆきがセレクション。とにかく暗いので読んでいて陰鬱となってしまった。

  • 1番初めに収録されている「舟」はド鬱小説すぎて衝撃でした。
    全体的にミステリの話が多く面白いのですが、この短篇集では松本清張の自伝的要素が含まれた短編が多く収録されてます。
    それぞれ読み比べてほしいというのが編者の目的ですが、どうしても似たモチーフばっかりなので、ちょっと飽きました…
    でも、面白かったし松本清張の複雑な郷土や父への愛が感じられて興味深かったです。

  • 私小説的な要素が強い短編が多くて,わたし的にはイマイチ

    2013/04/13図書館から借用;即日読み始め;04/16夕方読了

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松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔―宮部みゆきオリジナルセレクション (新潮文庫)の作品紹介

清張さんは自身を素材に小説を書くことはなかったのか。……ありました。本巻に集めた作品は、その代表的なものです――宮部みゆき。巨匠、社会派、コワモテ。「作家・松本清張」のイメージとはひと味違う、「人間・松本清張」の素顔。残酷で衝撃的な結末が用意された「月」、新聞記者による書簡体サスペンス「暗線」ほか、私小説的でありながらも謎と仕掛けに満ちた十二編を収録。

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