夢のなかの街 (新潮文庫 草 113E)

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著者 : 倉橋由美子
  • 新潮社 (1977年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101113050

夢のなかの街 (新潮文庫 草 113E)の感想・レビュー・書評

  • この本の解説が、先日読んだ
    中井英夫『ハネギウス一世の生活と意見』に収録されていたので、
    そう言えば未読だったなぁ……ということで
    絶版につき古本を購入。
    1963~1971年に文芸誌に掲載された短編を集めたもの。
    現代の人権意識その他の良識的感覚からすると
    眉を顰めたくなる表現も散見され、少し呆れたが、
    作者はただ、自分にとってわからないものをわからない、
    おぞましいものをおぞましいと率直に述べただけなのだろう。
    最も衝撃的かつ面白かったのは「マゾヒストM氏の肖像」。
    谷崎潤一郎×江戸川乱歩とでも言ったらいいか、
    奇妙な人物にしばし日常を掻き回される女流作家の、
    それでも冷徹な慧眼が小気味よい。
    中井英夫も解説で
    「さりげない旨さを持った探偵小説の味」(p.373)と
    評しているが、
    「M氏」には実在のモデルが存在したとかしないとか?
    読んでいて、二人の作家の名が頭を掠めたけれど、
    作者も解説者も亡き後、真相は藪の中……かな(笑)。

  • 図書館行ってる暇がなくて久々に引っ張り出して読んだ。
    言葉の選び方、状況の作り方の絶妙なバランス。
    http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1270.html

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