シュンポシオン (新潮文庫)

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著者 : 倉橋由美子
  • 新潮社 (1988年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101113128

シュンポシオン (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 桂子さんの物語の3作目かな。シリーズではなく物語のほうは『交歓』しか読んでいないんですが、これは書かれたのは『交歓』より先だけど、物語の中の時間では後の話。書かれた当時(1985年)から見ると少し未来の話なので、ちょうど今くらいの時代になるのかも。第三次世界大戦が起こりそうで起こらない緊迫した時勢の中でも、海辺の別荘で優雅に夏休みをエンジョイする知的セレブのみなさんのお話。

    主役は桂子さんではなく、桂子さんの孫の聡子さんと、桂子さんの元カレにして確か異母兄疑惑のあった耕一さんの息子の明さんのカップル。桂子さんシリーズを何作か読んでいると大体どこかで聞いたような人物が何人も登場しますが、全部覚えていられないので、できれば相関図というか家系図みたいなものが欲しい(笑)。

    それにしても桂子さんの一族のみなさんは相変わらずインテリでいらっしゃる。今回全体的にそこはかとない終末感が漂っていたこともあって、まるで彼女たちは、滅亡しようとしている地球をどこか安全な高みから見下ろしている神々、もしくは他の惑星から来た高度な知的生命体か何かのようでした。知性に満ち溢れた会話、優雅な音楽の趣味、才能、恋愛は楽しむけれどドロドロはせず、おろかな庶民どもが虫けらのように戦争や地震であわてふためくのを眺めている。あまりにも彼らが「選ばれた人々」過ぎて、嫉妬はおろかもはや憧憬すら抱けなかったです。

  • タイトルは英語のシンポジウムの語源になったギリシア語で
    「共に飲む」の意。
    桂子おばあさまの孫である美貌の才媛・和泉聡子さんと、
    桂子おばあさまの元恋人で双方結婚した後も交際が続いた
    宮沢氏の後妻の息子である明さんとの恋を主軸に、
    ハイソな人々が終末の予兆に彩られた海辺の宿で、
    ひたすら喰って飲んで喋って戯れるというお話が展開します。
    本筋とは関係ないけど、何故か
    諸星大二郎「アリゲーター」に言及した箇所があって笑った。

  • 前半けだるい感じがネックになってなかなか進まなかった。
    後半、猿の島においてけぼり事件くらいから
    けだるさに慣れたのもあって読みやすくなった。
    増田君の話はもっと読みたいなあ。

    あと淑子さんのサティが聞きたい。

    (09.09.09)

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    図書館。
    (09.08.20)

  • あまり覚えてない…。

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