満月 (新潮文庫)

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著者 : 原田康子
  • 新潮社 (1988年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (594ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101114088

満月 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • もう何度も読んだのだけれど、何度読んでも、切なくて心乱される。
    映画の公開をきっかけに読んだので、かれこれ25年も読み続けていることになる。
    過去から来た侍と現代女性との期限付きの恋。
    最初のうちは彼小弥太に反発・反感を持っていたまりの心が彼に向いていく。それゆえ、彼の過去へおいてきた者への思いに悩む様子に切なくなる。
    まりの祖母のできぶつぶりも魅力的。かなわないなーと思わされる。
    昭和の時代の物語だけれど、古くならない。
    永遠の名作。

  • けっこう前の本と聞いて読みましたが、とても新鮮な気持ちで読みました。
    アイヌからタイムトリップしてきてしまった侍と本の語り手、「わたし」との一年間の日々。
    じわじわとお互いを好きになっていくのに、別れの日も近づいているのがわかるので、せつない気持ちで読み進めました。いい一冊でした。

  • 内容は覚えていない(^^;
    すっごく面白く徹夜で一気読みしたことだけ覚えている
    未所有で残念

  • 二人の関係性とその変化が、情景描写のなかに垣間見える。
    舞台設定を練ることの楽しさと重要性を覚えさせてくれた作品。

  • 大好き。高校生の頃ドキドキしながら読んだ。もう三回くらい買い直してる。

  • 原田知世&時任三郎のコンビで映画化された時に、新装丁で出た文庫版を初読。

    お月見の夜に、江戸の時代から現代に飛び込んできた小弥太。どこからどこまでも‘武士’の小弥太と、いかにも‘現代っ娘’(書かれた当時の)マリの、出逢いから別れまで、ぴったり一年間のストーリー。

    小弥太が関わる人々が、みなその不思議な魅力のとりこになっていく。現代の人々の中に、ちょっぴり浮き加減ではありながら、小弥太が自然に生きている、そんなエピソードのひとつひとつが、面白く切ない。

    後書きからは、映画版では製作スケジュールなど現実的な問題のために、二人の時間は半年ほどに詰められて、ラストも変えられたことがわかる。

    生きる時代のギャップの大きさから、水と油ほど異質に見えた心が、いつしか混ざり合い、けれど必然の別れを静かに迎える。満月の夜の清浄さにリンクする切ないストーリー展開と、ラストのマリとその祖母が酒を交える静かなシーンが気に入って読み終えただけに、後書きを読んで、映画への興味を一気に失ったことを想い出した。

    表紙とカバーにある映画からのカットシーンを見ると、原田知世は凛としてキレイ(今もかわらないね)、若き時任三郎もなかなかステキ。DVDあったら、観て見ようかな?なんて思った。

  • この時で何回目の再読だろうか?
    大好きな小説だ。
    廃刊になってしまっているのが悔しい

  • 現代にタイムスリップしてきた三百年前の侍との恋愛物語。

    20年以上前の作品だけど、全く古い感じがしない軽快な文章。
    自分からガツガツいく肉食系(?)主人公まりと、彼女に押され気味の硬派で生真面目な小弥太。そしてそんな二人を落ち着き払って見守る、一枚も二枚も上手なおばあちゃん。
    魅力的とまではいかないけど、憎めなくて「なんか良いなぁ」と思わせる登場人物たちにも好感が持てた。まりはちょっと暴走し過ぎな気もするけど。

    小弥太が元の時代に戻ってから、まりの記憶を失ってしまったのだとしたらあまりにもやるせない。記憶の奥底で良い、ほんの少しでも良いから彼女の事を覚えていて欲しい。

    それにしても戻り方が、ちょっと乱暴じゃないかい。

  • 侍が現代にタイムスリップしてくるところから始まるラブストーリー。
    成り行きから一緒に住むことになって、恋に発展する。
    ありがちな展開だけど、日常シーンが丁寧に描かれていて、
    感情移入しやすい。
    ラストの展開は1級品の切なさ。

  • 文章が美しく軽快。サバサバ今風な主人公と300年前からやってきた侍。涙は出なかったけど、キューンと切ないお話。しかしなんでこの本、廃盤なの?ホントに素敵なラブストーリーだと思います。

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