生麦事件〈上〉 (新潮文庫)

  • 195人登録
  • 3.77評価
    • (13)
    • (21)
    • (25)
    • (1)
    • (0)
  • 18レビュー
著者 : 吉村昭
  • 新潮社 (2002年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101117423

生麦事件〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2002.11.12~ 21 読了

  • 生麦事件という事件を通して幕末史を深く分析した作品。「大名行列を横切った外国人を薩摩藩士が殺害した」という事件を、薩摩藩、幕府、外国人それぞれの動きが詳しく書かれている。これを読むと「幕府が可哀想」と思ってしまう。それぞれの人間に立場や苦悩があるんだと感じた。少し驚いたのはまるで島津久光が名君であるかのようになっていることだ。こんな本は初めて。

  • 江戸幕府、朝廷、長州藩、薩摩藩の夫々の動静がよくわかりました。イギリス代理公使に対する返答の引き延ばしのあれやこれやは、いまの政府の国会での答弁のように思えてきました。今も昔も言い訳には苦労しています。

  • 白い航跡からの流れで生麦事件へ。薩英戦争の発端として知られるこの事件、白い航跡でもわずかに触れられたが、その仔細、絡み合うそれぞれの立場などが吉村昭らしい息遣いの届く表現で描かれている。

  • 吉村昭の文章って、こんな感じでしたかね…?
    史実の連続記述みたいで小説を読んでる気がしません。

  • 父にプレゼントした本。
    面白かったから読めとわたしのところに舞い戻ってきた(笑)
    読んでみると…
    品川、大森など、ちょうど通勤経路にあたる場所がバンバン出てきて、電車の中で読みながら、このあたりでこんな事件が…と臨場感ありまくり、かつ非常に不思議な気持ちになった。

    最初は英国人たちが斬られる場面描写に驚いた。
    「生麦事件」という名前しか知らなかった事件が、実際にはどんな人たちがどんな状況下で、どんなふうに殺傷されたのか…
    自分の生活圏で起きた事件であることも手伝って、何百年前の出来事が蘇ってくるように感じた。
    絵空事でも何でもなく、本当に人が血を流し、叫んだのだ…と胸に迫るものがあったのだ。

    が…、その後は薩摩藩、長州藩、幕府、朝廷等、政治的な動きが中心となり、それが延々と続くので、わたしには苦痛で……がんばったものの、上巻で断念。
    『坂の上の雲』も同じ理由で断念したのだったよなぁ。
    だめだなーわたしは、こういう政治劇的な歴史ものは。

  • 生麦事件

  • 2012.6.8(土)¥300。
    2012.7.12(木)。

  • 薩摩藩の一貫した主張も分かるのですが、それ以上に印象に残ったのは幕府の老中、ならびにニール公使の苦悩。間に立つ人はいつの世も大変なんだなあ。

  • 島津久光の大名行列に、イギリス人が乱入し、1名が殺害された生麦事件。

    はるか昔の知識を引っ張り出しながら読み進めたけれど、やっぱりイギリスおかしいよ!
    現地法に従うのが第一で、治外法権とかで結んでくる諸外国の方がずっと野蛮だと思うのです。

全18件中 1 - 10件を表示

吉村昭の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

生麦事件〈上〉 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

生麦事件〈上〉 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

生麦事件〈上〉 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

生麦事件〈上〉 (新潮文庫)のKindle版

ツイートする