箱男 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 664
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101121161

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり安部公房難しい〜〜〜!
    でも、「壁」よりはなんとなくわかった気になれた(気がする)

    • リョさん
      今のものも、傑作古典もしっかり読まれてる方で是非本選びの参考にしたく、勝手にフォローさせていただきました。
      宜しくお願いします。
      箱男読んで...
      今のものも、傑作古典もしっかり読まれてる方で是非本選びの参考にしたく、勝手にフォローさせていただきました。
      宜しくお願いします。
      箱男読んでるひとが周りにいないもんでちょっと嬉しく思いました。
      2024/01/06
    • 茉央さん
      リョさん、初めまして!
      フォローして頂きありがとうございます( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人)
      自分の興味があるものを気ままに読んでいるだけなので、参...
      リョさん、初めまして!
      フォローして頂きありがとうございます( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人)
      自分の興味があるものを気ままに読んでいるだけなので、参考になるかはわかりませんがこちらこそよろしくお願いします…!
      安倍公房は何冊かチャレンジしたんですが、私にはなかなか難しかった記憶です( ˙˙ ; )
      でもハマる人は本当にハマる作家さんですよね!
      いつかまた機会があれば読めたらなあと思っています☺︎
      2024/01/07
  • 2021年5月読了。

    大きな段ボール箱を頭からすっぽりとかぶり、そこに開けられた覗き穴から世の中を俯瞰的に見ている箱男。
    その箱男が箱男についての記録を語っていく物語。

    安部公房作品を読むのは『砂の女』以来、2作目。
    『砂の女』は難解な作品だったが、設定が面白く、感じる事や想う所があり楽しめたのだが、
    『箱男』は難解が過ぎる…。
    自分のレベルでは理解は疎か、楽しく読むことすら難しかった。無念。
    初めのうちは設定の面白さから読む事を楽しもうと頑張ったが、徐々についていけなくなり失速…。

    安部公房作品をこれから読む人は『箱男』からのスタートはおすすめしません。

  • 世にも奇妙な箱男の生態。

    彼らは誰に気にされるでもなくそっと街角にいる。

    何が想像で、何が妄想で、何が創作で、何が事実なのか、読んでいるうちにわからなくなってくる。いろんな視点が混ざる文体は最後まで慣れなかった。
    ちょっと気持ち悪い。ちょっと怖い。ちょっとよくわかんない。
    すごく面白いとも思わなかったけれど、つまらなくはない。
    なかなか考えさせられるけれど、もう一度読もうとは思わない。
    登場人物たちが、それぞれみんなちょっと気持ち悪い。

    変な構図の絵を見ているような感じ。

  • 箱は規格品 他の箱男と同じ、匿名性のため
    (箱や袋を被ってるキャラが複数いて、片方みかん箱だったらみかんがあだ名になるだろう)

    必要なのは、七徳ナイフよりカミソリの刃一枚を使い分ける工夫 日に三度は使用するもの
    貯める苦労はあるが、捨てる努力はそれ以上
    自分の持ち物に掴まっていないと、風に吹き飛ばされそうで不安

    自殺志願者が途中で目覚めるより、寝たふりだと分かっている方が安心
    いくら未練があろうと、未練は未練

    失恋の自覚、終わりから始まる、逆説的な恋

  • 難しい
    ニュース中毒のところは確かになと思った

  • む、むずかしい…
    供述書のあたりまではなんとか理解できたけどそれ以降がすごく混乱してしまった

  • 独特な世界観でした。

    話者がどんどん変わって、くるくると場面が転換して

    途中からついていけない感じになってしまいました

  • 最初から最後まで、複雑でよく分からなかった。きっと深い話なのだろう。

  • 全く理解できなかった…。ピカソの絵のようなものか?

  • 基本一人称で、読みやすいかと思いきや、そうではなかった。

    最初の方、誰でも箱男になる可能性を持ってる、
    っていうとこ面白かった。

    妄想なのかそうでないのか頭がぐるぐるしてきたけど、
    でも、このぐるぐるは、嫌いじゃないぐるぐるだった。

著者プロフィール

安部公房
大正十三(一九二四)年、東京に生まれる。少年期を旧満州の奉天(現在の藩陽)で過ごす。昭和二十三(一九四八)年、東京大学医学部卒業。同二十六年『壁』で芥川賞受賞。『砂の女』で読売文学賞、戯曲『友達』で谷崎賞受賞。その他の主著に『燃えつきた地図』『内なる辺境』『箱男』『方舟さくら丸』など。平成五(一九九三)年没。

「2019年 『内なる辺境/都市への回路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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