緑色のストッキング・未必の故意 (新潮文庫)

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著者 : 安部公房
  • 新潮社 (1989年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101121215

緑色のストッキング・未必の故意 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『未必の故意』は飢餓同盟的な、閉鎖された共同体での狂気。『緑色のストッキング』はカフカ的な幻想性に特異なリアリティで裏打ちされた名作。他に『愛の眼鏡は色ガラス』は精神病院を舞台にした、医者と患者の境界が無くなっている話。これが実に面白かった。

  • 「未必の故意」「愛の眼鏡は色ガラス」「緑色のストッキング」「ウエー(新どれい狩り)」の4作品が収録された戯曲集です。

    「未必の故意」は共同体モノです。
    ラストが衝撃的でした。

    「愛の眼鏡は色ガラス」はあんまり印象にないです・・・寝る前に、半分寝ながら読んでいたせいでしょうか。

    「緑色のストッキング」は面白かったです!
    自殺しかけた男が、手術を施されて草食人間になってしまう物語です。
    これって、恐らく短編の「盲腸」(R62号の発明・鉛の卵に収録されています)が元となった作品ですよね。
    最後のシーンはかなり印象的です。
    男が「自分から逃げたい」と言っていたのが思い出されました。

    「ウエー(新どれい狩り)」は、「どれい狩り」(幽霊はここにいる・どれい狩り)と同じモチーフで書かれた作品です。
    「ウエー」と「どれい狩り」では随分と内容を変えた、と作者本人がどこかで書いていたんですが、そこまで違うかな・・・?という感じでした。登場人物や設定は確かに随分と変わっていましたが・・・。
    私は、元の「どれい狩り」の方が好きです。

    そういえば、緑色のストッキングの主人公は職業が教師だったんですが、職業が教師の人の話が多い気がするのは、気のせいかしら・・・?(ex.砂の女、飛ぶ男・・・)

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