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- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101121215
感想・レビュー・書評
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「未必の故意」「愛の眼鏡は色ガラス」「緑色のストッキング」「ウエー(新どれい狩り)」の4作品が収録された戯曲集です。
「未必の故意」は共同体モノです。
ラストが衝撃的でした。
「愛の眼鏡は色ガラス」はあんまり印象にないです・・・寝る前に、半分寝ながら読んでいたせいでしょうか。
「緑色のストッキング」は面白かったです!
自殺しかけた男が、手術を施されて草食人間になってしまう物語です。
これって、恐らく短編の「盲腸」(R62号の発明・鉛の卵に収録されています)が元となった作品ですよね。
最後のシーンはかなり印象的です。
男が「自分から逃げたい」と言っていたのが思い出されました。
「ウエー(新どれい狩り)」は、「どれい狩り」(幽霊はここにいる・どれい狩り)と同じモチーフで書かれた作品です。
「ウエー」と「どれい狩り」では随分と内容を変えた、と作者本人がどこかで書いていたんですが、そこまで違うかな・・・?という感じでした。登場人物や設定は確かに随分と変わっていましたが・・・。
私は、元の「どれい狩り」の方が好きです。
そういえば、緑色のストッキングの主人公は職業が教師だったんですが、職業が教師の人の話が多い気がするのは、気のせいかしら・・・?(ex.砂の女、飛ぶ男・・・)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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