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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
旧日本帝国陸軍がロシアとの戦争に備え行った雪中行軍で発生した事故を基に書かれた小説。
組織論、リーダーシップ論といったビジネス書に通じる内容。
非常に読んでいて示唆に富むものだった。
明治三十五年に発生した八甲田山での遭難事故を描いた作品。
青森と弘前の部隊が厳寒の八甲田山の踏破を命じられ、少数精鋭の弘前31連隊は無事踏破するも、青森第5連隊は死者199名を出し、ほぼ壊滅状態となる。
両者の明暗を分けたのは何か。指揮命令系統の混乱、事前準備不足、出身身分による劣等感と差別意識等々。
しかし、そもそも、過酷な人体実験という人間性を無視した師団本部の命令に問題はなかったのか。
日露戦争という日本史上最大の危機を間近に控え、彼らの犠牲はやむを得なかったのだろうか。
新田次郎の文体は簡潔ながらも、複雑な人間の心理が描かれており、過酷な自然の脅威と相俟って、心にずしんとくる作品。
組織の中にいながら組織を批判すること(ましてや軍隊)の困難さ、理性を駆逐してしまう精神主義的言動、そういった制度や理性や精神を生み出す優れた人間の脳が機能しなくなる寒さという自然の脅威。そして無謀な雪中行軍を行ったことへ過剰な関心を示す大衆と、その批判をかわそうとする軍の事後処理の様子まで、今日も変わらない危機と政治と社会の本質をシンプルに描き出している。雪山の遭難の場面の描写は、淡々とした抑制された文体なのに凄まじい。
ばかな俺には難しかった。
あの人も本当に悪い人だったとは思えないんだけど、うーん。あの時代の男の人は下の人の言葉に耳を傾けにくいのが多くの特徴だったのかな
小説ではなくビジネス書として紹介されることが多い本。リスキーシフトの最たる例が書いてあります。
長編小説なんですが、非常に読みやすいです。そして、生き残った人から聞いて構成したという生々しい記述に驚きます。組織のあり方、会議の役割、目標を達成するということ、いろいろ考える材料に事欠かない本です。
詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120410/1334066083
日露戦争前夜、日本軍がロシアに侵攻するにあたり不可避とされたのが、冬季のシベリアでの軍事作戦。そのため、青森県での発行打算での雪中行軍の演習が行われる。
過酷な条件の中、死者多発の部隊と、全員生還の部隊。
両者の違いはなんだったのか…
実話をベースにしたフィクション。
とにかく、読むと寒い!!
夏の避暑読書向き!!
ビジネス書でもある。組織のあり方、仕事の進め方、危機管理、、、さまざまな読み取りができる。何度でも読み返したい。
意思決定系統が乱れると組織はあらぬ方向に動き始めますね。それを鮮明に描き出した名著です。上官だけでなく部下としてもどうあるべきだったのか考えさせられます。
会社の先輩に薦められ読んでみますた☆
日露戦争を前に対ロシア対策のため、青森ー弘前間の交通路を開拓すべく、2つの聯隊が八甲田山を経由した雪中行軍を行う。
一方の隊は雪中の装備、地形、人的マネジメントを磐石に行い、見事完遂。
もう一方の隊は、装備、雪山における行軍におけるあらゆる準備が不足した結果、210名中199名が死亡する。
リーダーとしてのマネジメント力など、今のビジネスにおける組織運営についても大変ためになる一冊です☆
この時期に読むと臨場感がものすごい。
軍隊という特殊性を除いても組織論として学ぶ事が多い。
また失敗学、災害とその国民世論、皇室の意義を改めて考える事ができた。
何度も読みなおしている本のうちの一冊。しばらくするとまた読みたくなる。読んでいるだけで寒気に襲われて腹を下す事数回。便秘対策に良いかも?
あくまでも「小説」「物語」である 映画「八甲田山」は、小説「八甲田山死の彷徨(新田次郎)」に忠実に描かれている -------------------- 八甲田山~雪中行軍悲話 http://toshibos-museum.com/hakkouda_souiten.htm ・田茂木野で案内人を追い返したのは、山口大佐ではなく大隊本部の見習士官・下士官だった ・大惨事の原因は人災ではなく... 続きを読む »
指揮系統の混乱、事前の準備不足、大寒波の到来、と複合的な要因が重なり合い、200人が死亡するという大遭難事故に至った。失敗学の見本のような内容。
己(内部組織)と敵(雪山)を知ることの重要性を痛感させる。
こう考えるとベンチマークって大事なんだなあと感じる。
史実に基づくフィクション、とのことだが、刊行から40年経つ今尚、凄まじいほどに濃密な内容に圧倒される。
非常に淡々と、抑制された描写ながら、厳寒の雪中行軍という極限状態の様のみならず、当時の日本軍内外に蔓延していたであろう空気のようなものが、ヴィヴィッドに伝わってくる。
読み手の想像力を刺激し、それを最大限働かせようとする力が、この作品には詰まっている。
中学生のころ、「最近読んだ本を紹介しよう」の授業で
なぜかこれを選んだ。
おそらく中学生の自分に「死の彷徨」というタイトルが
ぐっときたのだろう。
読んでて、とにかく寒くなったのを覚えている。
あるお客様に勧められて読んだのですが、まさしくマネジメント組織論に非常に役立つ本です。
忘れないうちに大切な事を以下に書き留めておきます。
?将校たる者は、その人間が信用できるかどうか見極めるだけの能力がなければならない。・・・他人を信じることのできない者は自分自身をも見失ってしまうものだ。
?これから行おうとする物事の目的を繰り返し部下に説明する。
?研究成果をすぐに役立てようとする事。
?指揮命令系統の混乱が組織崩壊を招く。現場を一番分かっている部下に任せるところは一切任せ、余計な口出しはしない。
?入念な準備。
今後のマネジメントに活かせる作品ですね。
学生時代に受けた講座で薦められた本。
実際に起こった遭難事件を元に書かれている小説です。
組織のあり方、リーダーのあり方、事前検討と準備の重要さ等、色々と考えさせられる一冊です。
ビジネスパーソンの方は必読の一冊です。
何が明暗を分けたのかははっきりしている。
上官の判断が部隊の生死を分けるという事は、上官は常に最善の選択を求められるという事なのでしょう。
最後に責任が己にあると気が付いたようだが、それでは遅い。
前から読んでみたかった作品、やっと読めました。シャクルトンの顛末記より、こっちの方がおもしろかったです。

中学生の頃映画とドラマで見ました。
その衝撃の大きさは一生忘れることはないでしょう。
そして、その衝撃は本でも変わらなかった。
いや、それ以上といっても過言ではありません。
企業人として、組織...





