悲しみの歌 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123141

感想・レビュー・書評

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  • 暗い。
    わくわく感や非日常性を求めて小説を手に取る身としては、ややつらい作品だった。
    一言で言うと、ちぐはぐな人間たちが交わることで生まれる悲劇を描いた作品か。
    正義を疑わない新聞記者と、自らの過去を消化できずに重いものを抱えて生きる医師。
    読んでいるときはあまりピンと来なかったが、不思議と印象に残る。

著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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