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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
キリスト教が禁じられた江戸時代、九州に密入国した宣教師、セバスチャン・ロドリコを描いた小説。 ローマ教会の司祭ロドリコは自らの師フェレイラを追い、また日本の隠れキリシタンの現状を憂いて日本へ潜伏することを決めた。しかし九州にたどり着いてみると、幕府の信者に対する弾圧は熾烈を極め、ロドリコは信者の裏切りもあって奉行に捕らえられてしまう。 彼は尋問を受け、キリスト教の教えを放棄せよと要... 続きを読む »
よくこの作品のテーマは「神の沈黙」と言われているけれど、それ以外にも遠藤周作が最初期の「黄色い人」の転から題材にしていた「日本人と信仰」の問題や、イエスとユダの関係も大きなテーマと描かれている。(特にユダは最後の場面でも重要な役割をしている。)作者が追い続けてきた主要なテーマが混ざりあっていることこそが、この作品を傑作たらしめているんじゃないだろうか。
舞台は江戸時代初期の日本,主人公はポルトガル人の司祭。
彼を含める来日神学者及びキリシタンの受難を通して,
人の弱さ,それに対する赦し,神の存在を考えさせる作品。
宗教に興味がある人はもちろんですが,個人的には
宗教に興味ないのに期せずしてキリスト教系学校に入ってしまった
そんなかつてのワタクシのような若者にオススメ。
なんかいろいろ納得いかなかったものが,これ読んでストンと腑に落ちました。
宿題として読書感想文出ちゃった日にゃ,ちゃんと読んだ方がいいですよ。
ネット使ってズルしちゃうのももったいないから。
キリスト教を布教するために日本にやってきた司祭の物語…ってとこですかね。
解説にもありますが、ドラマチックで引き込まれます。
個人的にはキリスト教そのものは嫌いなわけですが、この物語は面白く読むことが出来ました。
いつもどおりのめり込んで、キチジローにむかついてみたり、司祭たちの最初の高慢な態度とかも気に食わなかったです。
物語として面白かったです
読んだのは1988年の単行本版で、普段は版を探してレビューを書いているけど、なかったので、こちらに。 びっくりするほど面白い小説だった。 テーマもおもしろけど、構成や文章がとてもいい。それも美文がその目的のためにあるのではなくて、テーマを際立たせるためにあるので、実に読みやすい。一気に物語の世界に入って、そのあと次々と読ませる。 完成度の高い小説だと思う。 堂々巡りの信仰、... 続きを読む »
何かを信じるとは、ここまで頑なに考えなければならないものなのか。その苦しみの先に何があるのか。不信心者の私には、本当の意味において、この小説を理解することができないのだろう。それでも、自分の中にある大切なものを守ろうとする姿勢を今の日本では学ぶことができないからこそ、この小説は私の心に強く残る。
学生の時読んで面白かった記憶有。
踏み絵に直面した主人公が
最後にイエスの想いを知る。
沈黙ではなく
共に痛みを感じている•••。
的な話だったと思う。
クリスチャンながら、絶対的に神の存在を認めない立ち位置に共感。神の不在を問うのは、誰しもが経験していることだと思う。その力強くも静謐な筆致で、あっという間に遠藤周作にのめり込むことになったきっかけの一冊。
話が重い、長い、となかなか読み進めることができなかったのに最後の一文でガツンとやられた作品。話が長くて重いからこそ最後の一文が余計に心に響いたのだと気付いた。
「出会えて良かった」と思う本の一冊。
この本を初めて読んだ時は、衝撃で数日よく眠れなかった。
言葉も出ない。こんなもの凄いテーマを、この人はよく書き切ったなあと思う。
敬虔な宣教師の信仰が崩れ去っていく様を、空恐ろしいまでリアルに描ききっている。
まざまざとした人間の宗教に対するエゴイズム。葛藤。
人間は、それでも救済を求めずにはいられぬ、矛盾を抱えた寂しい生き物なのだなあ……。
信仰を持っている・持っていないに関わらず、人間の奥底に訴えるものがある。
だからこそ、信仰心が外国に比べて薄いと言われながら、多くの日本人がこの物語を愛しているのだろう。
「読書力」の35ページにある本…
法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。
12冊目…高2の定期テストに
読むのが辛い本。
江戸時代のキリスト教弾圧の話。
どうしてこんなに辛い思いをしなくてはいけないの?
読んでいると滅入る…でも、読み切った。
イエズス会の高名な宣教師、クリストヴァン・フェレイラが穴吊りの拷問に屈し棄教したとの知らせに衝撃を受けたフェレイラの弟子、セバスチャン・ロドリゴとフランシス・ガルペが日本に潜入し、潜入した先で隠れキリシタン達の里に逗留するが、その際に知り合った気が小さく卑怯な転びキリシタンのキチジローの裏切りと密告により二人は捉えられ、ガルペは信仰に生き殉教し、ロドリゴはかつての師であるフェレイラの説得と、自分の... 続きを読む »
究極的状況における「神の沈黙」を主題に、キリスト教宣教師の内面的葛藤、信仰の揺らぎを濃密に描き出し、神の実在を問ふ名作。デカルトの言葉を借りれば、神とは「道徳的存在」である。しかし自らもキリスト教徒である著者は、日本の信徒あるいは「異教徒」の内面を充分に分析し、「道徳とは何か」といふ問ひをも同時に投げかけてゐる。それはすなはち単なる宗教的対立ではなく、日本的道徳観とキリスト教的道徳観との対決であり、普遍的道徳観の追求であるとも云へるのである。
古本で買って、何年も読んでなかったが読んでみた。
正直言って、もっと早く読んでおけばよかったと思った。
名作だと思った。
「神はなぜ苦しむ人々を前に沈黙をしているのか」
島原の乱の後、キリスト教迫害の嵐の中に飛び込むポルトガル人司祭の物語。その姿はユダの裏切りにより処刑されるキリストと重なる。
この小説のテーマである不条理は、キリスト教だけではないと思う。社会全体や人間存在そのものに向けられていると思う。
私は信仰を持たないけど、
何回読んでも、神とはなんなのか、救いとはなんなのかを考えさせられる。
重くて苦しい作品だけど、この本に出会えて良かった。
2007年11月06日 18:56
神はなぜ沈黙し続けるのか。
何度書き直してもレビューが書けない。十冊選べと言われたら必ずこれを選びます。
神は人を救わない。
神の恩寵なんて、そもそも無い。
人の願いを叶える為に神は存在していない。
信じれば救われるなんて、人の幻想でしかない。
神は、手を差し伸べない。
その非情さこそが絶対者である証。

有名な本とは知ってたけど、やっと読んだ。つい続きを読んでしまう本。宣教師ロドリゴの葛藤は、クリスチャンでない日本人でも共感できる。その緊迫感が伝わってくる。「沈黙」という意味が分かった。
今気づ...





