新徴組 (新潮文庫)

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著者 : 佐藤賢一
  • 新潮社 (2013年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (693ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101125343

新徴組 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 恥ずかしながら新徴組については知識なしでした。新選組の兄弟分となる組織があったのですね。著者独特の節回しのきいた文章は相変わらず。前半だけなら★5つ。後半、戦争が始まると登場人物の存在感が一気に希薄になるのが残念。

  • もう一つの新撰組

  • [2015.02.09]

  • 「戊辰戦争に不敗伝説を残した、もうひとつの新撰組」という惹句に目を取られてしまったこの作品。
    いつもは西洋史を舞台にした小説を書いている作者が、故郷である鶴岡の歴史にまつわる物語を書いたわけだが、史実に沿った出来事を盛り込もうとしたあまり主人公の活躍がイマイチな感じに終わってしまったのが残念。

    森鴎外の残したテーゼ「歴史そのままと歴史離れ」を思い起こした。

  • 愛国心とは心の底から自然と湧き上がるものである.幕末の庄内藩は筆者の故郷でもあり,沸々と湧き上がり,抑えきれない故郷に対する愛国心が,特に後半から強く感じられる.最近の著作では,佐藤節は鳴りを潜めているが,人間の本質に於いて欠くことのできない,そして忘れ去られようとしているものをドッシリと描こうという気概を文章の端々から感じ取ることが出来る.その分だけ,読み手には重い.

  • 作者をこの作品で初めて知ったが、新徴組を取り上げたことはおもしろいと思ったが、文章の作り方がチョット間延びして長すぎるきらいが・・・。
    沖田総司の義兄、沖田林太郎の描き方と幕末当時の庄内藩については、うまく書かれていると思う。

  • 波乱の“新徴組”の歩み、戊辰戦争で勇戦した庄内酒井家の闘いを描く本作…他方で一寸考えさせてくれるモノも在る…お奨めだ!!

  • 山形県鶴岡市出身の作者が、庄内藩側から戊辰戦争を描いた小説

    といっても、庄内藩の中心ではなく、庄内藩で厄介者扱いの酒井吉之丞と新撰組と袂を分かった浪士組の新徴組(ここでも傍流)で庄内藩士ではない者たち(傍流)で、しかも中心に描かれるのは、新徴組でも幹部ではなく、沖田総司の兄、沖田林太郎。
    歴史からすると傍流の傍流の傍流のさらに傍流。
    歴史の大河に押し流されながら、その中で自分を見いだし、保護すべき人々を守り抜く生き様が描かれている。

    普段は決して格好良くはないのだが、いざそのときだけは格好良くなれる。それはやはり格好いい。

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新徴組 (新潮文庫)の作品紹介

総司の義兄にして天然理心流の剣客沖田林太郎は、新選組勢と袂を分かち、新徴組創設に加わる。その上役たる酒井玄蕃はフランス式兵法をも修めた英才だった。そして戊辰戦争が勃発。庄内藩中老の玄蕃が指揮し林太郎らが支えた歩兵隊のスナイドル銃は、勢いづく官軍を食い止め歯軋りさせた。だが時代は彼らの不敗神話さえ呑み込んでゆく。著者が父祖の地を舞台に描く二人の漢の物語。

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