燃えあがる緑の木〈第3部〉大いなる日に (新潮文庫)

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著者 : 大江健三郎
  • 新潮社 (1998年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101126203

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燃えあがる緑の木〈第3部〉大いなる日に (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 3部作の完結編を読了。小説を読み終わって、これほどの感動に身体が震えたのは実にいつ以来だろう。本編の主人公、ギー兄さんは自分自身を一貫して「繋ぐ者」と自覚していた。すなわち、ヨハネの果たした役割である。しかし、その最後はあたかもイエスのごときものであった。終章はこうなるしかないという終わり方だが、それもまた予言が実現したかのごとくである。物語の全体もまた、サッチャンによって語られたいわば福音書としての体裁を持っていた。すなわち、何度も何読み返されることによって、常に新たな意味が付与される物語がこれなのだ。

  • やっぱりこうなるか、という感じだったけど、これで集大成っていうのは何か違う。彼が書き続けてくれてよかった。もっとも生きている限り彼は書かずには生きられない人なのだろうけれど。

  • もうこれ、たいへんだー。
    大江健三郎さんは本当に妥協しない人ですね。
    信仰を背負う人を真面目に書くって、もうとんでもなく疲れるはずなのに…

    新・ギーおにいが現代のキリストでありブッダであって、でも宗教=インチキの図式も人々の中にある。
    宗教や奇跡や祈りなんて曖昧なもの、今時力を持たないんですよね。
    原発の方が余程信頼されてしまう。
    そういう部分を物語に都合よく誤魔化したりしないで、新・ギーおにいの葛藤をちゃんと言語化して、投石で殺してしまう。

    あまりに真っ当過ぎてハラハラ感がなかったのは残念ですが、もうこういう話が書ける作家なんてほとんどいないんだろうなぁ。

    12.06.25

  • それぞれがそれぞれの場所で存在しない何かを信じて『集中』する。でもその強さはどこからやってくるのだろうと思う。たくさんの人と一緒に目に見えるものを信じた方がずっと楽だから。でもボクはいやだけど。

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