船乗りクプクプの冒険 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131054

感想・レビュー・書評

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  • 読書って、自分以外の人生の追体験をできるところがいいところだと思うんだけど、その夢を小説として書いてるのがこの作品。
    自分が実際に物語の主人公になったら、か。
    夢があるね。

    文明人のとこ、ささったなぁ。
    文明を持つものは、愛とユーモアがなければならない。ほんとうにそう。
    そのユーモアを理解しない人が多すぎる。

    ほんとうに大切なことは、難しい言葉を書き連ねるんでなくて、小学生でもわかる言葉で伝えられるんだなぁ、と。
    すごいわ。

  • まぁ確かに子供向けの本ですよね、そういう意味では良い本なんだと思います。がすれてしまった今となっては、ダークな部分が足りないなと思ってみたり。
    駄目ですなぁ、当方。こういう本は無心で読んでクスっと笑わないといけないものなのに。

  • 「さようなら、バイバイよ」が、頭から離れん!

  •  著者の北杜夫さんが作中にキタ・モリオ氏として出てくる面白さもあるけれど、それだけではなく、人生の教訓や社会のルールなどが話に織り込まれており、子供の時にも一度読んでおきたかった、将来子供をもったら読ませたい、と思える作品。でも、大人になってから読んでもワクワクできると同時に、大切なことを再確認できるので、読んで良かったと思う。

  • 最も敬愛する作家である北杜夫さん。
    久しぶりに再読。
    北さんのユーモアが詰まった童話。
    軽妙な内容で軽く読み進められるが、最後は作者の思想を突きつけられて、爽快。
    クプクプ改めタローがどうなるか分からないままに終わるのも、単に行って帰る物語でない面白さがある。
    キタ•モリオなる人物も登場するが、自分自身をここまで面白く、嫌味なく、笑いに出来る北さんの魅力溢れる作品。

  • 初めて読んだ文庫本
    シュールなギャグなどが散りばめられていて読みやすい。

  • 小学生の時、学級文庫にあったなあ!久しぶりに読んで子どもの頃を思い出した。

  • 読み手と作者と登場人物とその中をいったりきたり

    ファンタジーとユーモア、文明人の土人からがとてもすきです

    クプクプはこれから帰れないのか、これからまたこの感じがエンドレスなのかとか

  • はちゃめちゃさが面白い

  • 物語に入り込まなければきついかも。
    児童向け?

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著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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