ぼくのおじさん (新潮文庫)

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著者 : 北杜夫
  • 新潮社 (1981年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131238

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ぼくのおじさん (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 1ドルが固定で360円だった時代。海外旅行は夢の時代だったから、この物語にあるように、海外旅行が当たる懸賞は非常に人気があった。この頃は子どももどんどん生まれている上、大卒は少なかったので、おじさんのような呑気な大学な大学の先生もいなかったとは言えない。今のポスドクの苦労など考えると隔世の感がある。
    まあ、正直に言えばちょっと古くさく、今の小学生に面白いかどうかはよくわからない。60代くらいの人なら懐かしく読めるだろう。
    一番良かったのは「むすめよ…」。こういう文章を父に書いてもらえた子どもは幸せだ。大抵の親はこう思うだろうが、文章にはしない人がほとんど。書いて残しておくべきだな、と。自分がどれだけ愛されていたかわかれば、生きる力になる。もし自分の親がこんな文章を残してくれていたら、どんなに嬉しく、幸せだろう。たとえ他の面でいい親とは言えない人だったとしても。

  • 児童向けの9編をまとめた本。
    読者(子ども)に語りかける文章。
    ユーモアと、時折ある鋭い指摘。
    修身や外貨制限など、時代を感じる言葉もあるが、内容は古びていない。
    力が抜けて、ふっと笑える。
    やさしく、あたたかく、ほのぼの。
    表題作は、映画化されるとか。

  • 北杜夫さんの書く、力の抜けた文章が好きです。威張るだけで、ちっとも頼りにならない「ぼくのおじさん」。しょうがない人なのですが、なんとも憎めない。
    映画にもなった(なる?)そうですね。本では個人的に、終わり方がちょっとしり切れとんぼだと思いました。その後の「おじさん」の様子をもっと知りたかった。
    表題作ではないけれど、北杜夫さんが娘さんへの思いを描いたものがとっても良かったです。

  • カンニングの竹山あたりで実写化すればいいのに。

  • 初めて北杜夫さんの本を読みました。
    初めて読むのに、この本を手に取ったのはなぜだったのか…?記憶がないですが、読み終わって文庫のカバーを外した時に表紙の絵に思わず笑みが漏れました。この絵に惹かれて手に取ったのではなかったかと思います。
    そして、この絵のままのお話でしてた。
    少し時代が古く感じますが、私はちょうど雪男君と同年代のようなので、懐かしいような思いもありました。

    子供向けのお話なので、解説を読み始めた時に、不思議な感覚になりました。というのも、久しぶりに本を読んでいる(文章を読んでいる)という感覚とでもいうのか、実はこの本を子供向けだと知らずに読み始めていた私は、何となく文章がまどろっこしいなあと感じながらの読了だったのです。

    そもそも、北杜夫さんのことを全く知らなかったので、一冊くらい読んでもいいかと手に取ったのがこの本でした。解説を読んで、楡家の人々やどくとるマンボウシリーズなどにもがぜん興味がわいてきているところです。

  • 北杜夫の作品だから、期待もしてたし、童話だから舐めてかかってたことも事実。

    大切なことがたくさんたくさん書いてあった。

    北朝鮮に読ませてやりたい。けど、この感覚わかんないよな。

  • 淡々と読むと淡々と読めちゃう。
    映画はどういうかんじになるんだろう

  • 29年2月7日読了。

  • 映画化をきっかけに書店に並んでいたのを購入。北杜夫の作品は随分と昔に読んだことがある。芥川賞を取るような純文学作品とは対極の作品で、これはこれで面白い。タイトルになっている「ぼくのおじさん」でハワイに旅行をする様子は今とは様子が異なるところもあるが、それも含めて面白かった。また他の作品も児童作品なのだけれど、大人が読んでも面白いので、子供と一緒に読めたらいいだろうなと思った。

  • 中編,表題作1編,短編8編
    短編の中では「むすめよ…」がほろりとした.

  • ぼくのおじさんのダメっぷりが半端ない。なぜぼくの両親はハワイへのおじさんの同行を許可したんだろう。どの短編もほのぼのしていて読みやすかった。

  • 表題作は自分を作中の「おじさん」のモデルとして甥っ子の目線で書いた短編小説。

  • 本は何度も読む方がいい。それも、若いとき、歳をとってから、いろいろな世代で読み返した方が、そのときには読み取ることのできなかったことに気付くことができたりする。
    この歳になってもう一度読んでみると、すつと読み流して記憶にすら残らなかった「むすめよ」が、しみじみと染み入る。
    「おじさん」のおかしさ、ちょっと混じる哀しさも、優しく受け止めることができる。

  • この小説が書かれたのは、ワタシが生まれた年であったということがわかった。ドルは360円、外貨持ち出し制限のあった時代。すげー。北杜夫の小説との出会いは鮮烈なものだったけれど色あせないあの頃の香りがした。

  • なんて迷惑なおじさん!!笑

  • 「ぼくのおじさん」
    2016年11月3日公開
    キャスト:松田龍平、真木よう子、大西利空、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸田恵梨香
    監督:山下敦弘
    http://www.bokuno-ojisan.jp/

  • 映画化するというので読んだ。
    奇しくも甥っ子たちが家に居座っている時期で、漫画とかアニメとかゲームとか遊び道具がたくさん置いてあるおばさんってえのは、このおじさんとまるで同じでないの…。
    それでも生きていかざるをえない!

  • 小学生の作文風で素晴らしかった。でも、なんだか深いよ。ダメな大人のお手本みたいなおじさんだけど、こんな人に私、なりたい(´・_・`)

  • やや、本当の小学生が書いた作文かと思ったぞ。これが文才ってやつですね。おじさんのぐだぐだを笑って読んだけど、小学生の作文をこんなに読むのは辛かった。「ははあ、そういうものかな、とぼくは思った」雪男くんのおおらかさ。

  • 好きな作家のひとり。

    この本は、大人である北さんが、子供の目から見た大人を、そして他者からみた自分を書いた作品です。他者の気持ち/立場を思いやる想像力を北さんが持っていることがよくわかる、ほのぼのとしたお話です。ほのぼの。

  • 2016年11月3日。映画公開にて。
    主演:松田龍平 真木よう子

    表題作と他、8編。

    S35「夜と霧の隅で」で第43回芥川賞を受賞し
    作家としての地位を固めた北杜夫。

    雑誌「中二時代」にS35/5月から翌5月まで
    連載された小説。

    ポンコツ ダメ叔父さんのお話し。

  • すごく面白かった!
    側に居たらきっと鬱陶しいであろうおじさんですが、なんだか憎めない。
    映画も観たいけれど、おじさん役が松田龍平だなんて、カッコよすぎちゃってなんか違和感…
    わたしがキャスティングするなら、絶対に佐藤二朗さんだなぁ。
    あ、これ悪口じゃないよ‼︎

  • 小学生でも楽しめる
    こんなおじさん嫌だなぁ…
    でもいるよね~

  • 本屋のイチオシコーナーの棚で発見。懐かしい!!今年映画化されるそうです。
    芥川賞作家が書いた児童文学で、小学生の時この本で読書感想文を書きました。担任の先生に、「お前、北杜夫を選ぶなんてシブいな~」と言われたのを覚えています。どくとるマンボウシリーズも読んだなー。
    「ぼく」の家に居候している、大学の臨時講師の「おじさん」。だらしなくて頼りなくて、でも憎めないおじさんとのユーモラスなやりとりだけが記憶に残っていたのですが、今読むと、後半の舞台であるハワイでの真珠湾戦争について触れられている部分があり、ハッとさせられました。

    でも、映画化はおじさんが松田龍平じゃ格好良すぎるよ。やはり和田誠さんが描く挿絵の、まんまるな体型にまんまるな顔、まんまるメガネのおじさんが好きなのです。

  • なまけもので大学の先生。失敗ばかり。どんな物語?

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ぼくのおじさん (新潮文庫)の作品紹介

お小遣いはくれないし、宿題も見てくれない、スポーツだってさっぱりだめ、でもマンガだけは大好き-ぼくのおじさんときたら、人に自慢できるところなんか何ひとつない。やることなすこと全部的外れで、大学の先生なんて、とても信じられない。ぼくが作文の懸賞に入選したおかげで、一緒にハワイに行くことになったのだが…。和田誠の挿絵満載の大人も子供も楽しめる快作九編。

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