輝ける碧き空の下で 第1部上 (新潮文庫 き 4-34)

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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131344

感想・レビュー・書評

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  • ブラジル移民、日系人の話。北杜夫文学の最高峰、最長の作品。文字が細すぎて、文庫1冊分とは思えない程の重みがある1冊でした。日本人が初めてブラジルへの移民を始めた頃の様子がよく分かる。第1部の上は、日本人がコロノとしてブラジル人に使われて働く場面。

    ペルーの山賊怖すぎ…
    雪のアンデスを歩いて越える話信じられないんだが…と思ったけど、中尾さん達は軍隊でみっちり鍛えられてて只者ではなかったか笑
    中尾さんが敵にしたら怖そうな人をちゃっかり仲間にして自分の身を守るシーンがすき笑

    最後のバッタの襲来の話は大変さがまるまる伝わってくる。気持ち悪い… 雲や雨と間違えるほどのバッタの大群って…

  • ブラジル移民の日本人たちの話。
    新天地を求めて異国へ旅立った人々。いいことも悪いこともあり、変わってしまった人もあり、それでも生き続けていく。

著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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