- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101133034
感想・レビュー・書評
-
下巻参照
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・精神だけではあきたりぬ。実が伴わなければうそだ。
・仕事は与えられるものではない。つくり出すものなのだ。
・思いきり能力の開花できる仕事にたずさわれるのは、人間としての生き甲斐である。
等、心に響くフレーズ多数でした。単純に、読み物として面白いです。 -
2021/4/29読了。大河ドラマ『青天を衝け』にあわせて再読。上巻は幕末維新動乱期の青春群像と言ったところか。テンポよくまずまず。
-
2021.4.26
-
成功は社会のおかげ。成功者は社会に恩返しすべきだというのが、渋沢の素朴だが強い信念であった。
渋沢はよく言った。私が、もし一身一家の富むことばかりを考えていたら、三井や岩崎にも負けなかったろうよ。これは負け惜しみではないぞ。と。渋沢にはそれだけの能力があった。設立し関係した企業五百、同じく関係した公共、社会事業六百といわれ、近代日本の無数の礎石を築いた人だからだ。三井、岩崎、住友など大財閥の一族でも男爵どまりである中で、経済人でたった一人、子爵に抜きん出たのが渋沢だった。渋沢は多くの慈善活動をしたが、ただ大金を出すだけではなく、いかに効果が上がるかを考えた。
下巻は、主に三菱との争いだ。三菱率いる岩崎弥太郎は、衆議による会社運営ではなく、全て社長専決でやっていくという主義。対して渋沢は、合弁会社が一番いいという主義で、全く反りが合わなかった。あくまで、日本の発展を目指す渋沢、三菱が発展すれば良いという岩崎、その辺の違いが最終的な評価(叙爵)になったのかなと思う。
全二巻 -
渋沢栄一をはじめ、八百万の神達の圧倒的な熱量が、幕末期・明治維新から日本を列強国に並ぶ迄の礎を築いたことが描かれている。
-
NHKの大河「青天を衝け」を見て、渋沢栄一の人生を知ろうと本書を手に取りました。尊皇攘夷の考えから横浜の焼き討ちを計画したり、ひょんなことから一橋慶喜の家臣となり、慶喜の弟のお供でフランスの博覧会視察とそれに続く留学、帰国後、既に大政奉還した慶喜を追って静岡、その後、時の政府大隈重信に呼ばれ、租税正(今なら大蔵省主税局長)に任じられる。建白魔の渋沢栄一がどの様に青天を衝いていくのか、政治と経済、道徳をどの様に考え、歩んでいくのか下巻が楽しみです。
-
一気読みできませんでした。テンポが合いませんでした。
-
感想は下巻に。