乗取り (新潮文庫 し 7-8)

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著者 : 城山三郎
  • 新潮社 (1978年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133089

乗取り (新潮文庫 し 7-8)の感想・レビュー・書評

  • 最初は取っ付きづらいですが、噛む程味がでるスルメ作品!経済小説に興味がある方はVeryGooです!

  • 老舗デパートの乗取りを企む野心あふれる青年とそれを阻止しようとするデパート側の攻防戦。多大な損失を被っても明石屋の乗取りに固執する青井の姿勢からは経済人らしさは感じられず、もっと別の道があったのではないかと思わざるを得ない。経済界と言えども、最終的には法と信用を味方につけた方が勝つのだ。

  • 青年実業家が日本橋のデパートの株を買い占め、乗取りをしてしまおうとたくらむ実話に基づいた話。

    話の主役は章によって変わっていく。デパート側の人間と買い取る側の人間。
    それによって、相手側がどのように動いているのか、わからない。
    次の章になるとそれが明るみに出る。その繰り返しは非常にスリリングで株の買い占め及びその防衛という、ただでさえ迫力のある物事を一層引き立てている。

    どちら側にもムリのある戦略は結局漁夫の利のような形で終わる。実話に基づいているのでそこは仕方がないが、そこまでノンストップで駆け引きが展開されていた分、最後の尻すぼみな感じが否めず、★4つ。

  • 滑稽な男ですなあ、愛らしいですなあ。
    結果と過程がごちゃごちゃになってしまって、自分でもどうしていいか分からない、自分でもなにがなんだか分からない、ただこの状況が良くないことだけ分かる、となってからの可愛さったらない。さっきまでトントン拍子に事を運んでいた人間に、冷静に「あーあ」って言ってやれちゃう気持ちよさを読みながら味わえるという。

    話の序章がまあ丁寧で凝っていて素晴らしい。まるで舞台のようですね。幕は上がった、場は整った、さあ主役の登場だ、とでも言わんばかり。

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