対談集「気骨」について (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133317

感想・レビュー・書評

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  • 城山三郎さんと吉村昭さん、伊集院静さんの対談を読みたくて購入。序盤はやはり戦争に関する固い内容の対談が多く、似たテーマが多いので同じ話題がちらほら出てきます。が、吉村昭さんとの対談になると同年代ってことと、場所が居酒屋?ってこともあってかそれまでの固い内容じゃなく完全におじいちゃん同士の語り合いでなかなか面白いです。この二人の対談は★4で。
    戦争に関する小説はたくさんありますが、やはり、戦争を直に体験した人たちの残したものを少しでも読んでおきたいな、と思います。

  • 今の世の中に対する問題提起のところは適当に読んだ。あの頃の時代はどんな生活だったか、今までどのようなことを考えながら生きてきたか、そして今は。そっちの話の方が面白かった。
    対談集だからしょうがないけれど、タイトルが全体に合ってない。
    吉村さんと流儀について話しているのが一番その話題に近い内容だと思う。

  • 自分のためにやるのが「頑張る」他人のためが「気張る」。なるほどです。

  • 城山三郎の対談集。戦争を知っている世代の言葉は本当に重い。それに比べて、戦後生まれが「戦後レジーム」の脱却を訴え現実的安全保障を説く人間は多いが、本当に言葉が軽い。私自身自戒をこめて、心に刻まなければ。

    反権力であろうと、気骨をもつこと。

  • 2014/3/24
    対談集。少しずつ著者がどんな人かわかってきた気がする。

    戦争を経験して、戦争を二度と起こさないためにその経験を本にする。

    たくさんの本を今後も読んでいくことが知識となっていく。

著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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