樅ノ木は残った 下 (新潮文庫 や 2-2)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (555ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134024

感想・レビュー・書評

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  • 置かれた立場で黙って苦悩する姿がこれでもかこれでもかと迫ってきて、それがこの作品の醍醐味ではあるんですが、ふと考えたのですが、このような貧乏籤枠を引き受けざるを得なかったのは、伊達安芸、茂庭周防との3人の中で地位が一番低いからだったのか?

  • 上巻では登場人物の把握に手間取ったが、下巻では慣れたのか読みやすかった。
    登場人物達が次々と非業の死を遂げるのが、読んでいて辛い。
    伊達騒動のことを知らなかったため、原田甲斐がいい人に感じてしまう。

  • 初の山本周五郎。

    宮城のいろんな地名が出てくるので地図を思い出しながら。
    行ったことある場所やまだの場所。
    今後の東北旅行で訪れたい場所がいくつか増えました。

    登場人物が多すぎて把握しきれない場面も。
    面白いので先を急いでしまったのはもったいなかった。
    ゆっくり読む時間があるとき再読したい本。

  • 再読

  • 03.7.5

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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