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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
とっても好きな本。もう何度読んだか分からない。栄二とさぶの友情が、読み手をあたたかな気持ちにしてくれる。
職人としての技量、人柄、男っぷりなど、“もってる男”栄二と、それに比べたら“もってない”が愚直なまでの真摯さを示す、さぶ。
彼らを取り巻く強いおのぶと、大ドンデンをしでかすミステリアスな女性、おすえ。
寄場という絶妙な場面設定もあり、「人間とは何か?」を深く、楽しく、考えさせられる。
大好きな本です
終わり方がまたいい。
最後、栄二のさぶに対する心情が描かれる事によって、さぶの眩しい程の純粋さがより一層引き立っている。おのぶの言葉は、作者がおのぶの口を借りて伝えたい事なのかな、って。そのくらいメッセージ性が強く、いつまでも心に残る。おすえは・・同じ女として学びたい部分もなきにしもあらず(苦笑)
「読書力」の35ページにある本…
法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。
2冊目…中3の定期テストに
時代小説というジャンルは、初めて読んだと思います。
話の展開が、意外性があって面白い。
大人のなって読むと、大人になるとはこういうことだな~と、実感できる本。
子どもが読むと、どうなんでしょう?
時代小説だから、読みにくいかと思いきや、
読みやすい。
p107 『人間ひとりの一生に関わる事なんだ』
この言葉は重い。
108 決死の覚悟とはこの事だ…と思った。
146-147
196 善良であるだけでは…
220
268
298
323 さぶのことば
354
381
387
415
438 寄場でのあしかけ三年は、しゃばでの十年よりためになった…
あっという間に終わった。。。
いい本だな。。。
約1年ぶりに読書を再開しました。 1年前の3月、会社を退職することが決定し、直後に東日本大震災が発生し、生活習慣も価値観も変化していくなかで、いつの間にかジョギングや読書の習慣が消えていってしまいました。 もうすぐ春ですしね…また読書を再開しようと思います。 前置きが長くなりました。 物語の大半は江戸時代の佃島界隈を舞台にしており、まるで我が家周辺の古地図を見るような感覚で読むことがで... 続きを読む »
今まで山本周五郎の作品は読んだことがなかったのですが、最近、山折哲雄の「こころの作法」という本を読んだ時、この小説がいち押しで紹介されていたので読んでみました。 心根に響く小説である。若い時分に読んでおきたい内容でした。 お話の設定は江戸時代でしょうか。 表題となった“さぶ”と“栄二”というふたりの若い職人のこころの交流を軸に、人間の精神的な成長を追っていきます。 表題の“さぶ”が中心... 続きを読む »
こんなに考えさせられる時代小説は初めて。人間は一人で生きているのではないことがわかる。またどんな人にも特別な過去があり、それを理解しないまま、また外見だけで人間の判断をしてはならないことがわかる。松田権蔵なんかは、心の優しいところを隠すためにわざと高圧的に振る舞っている。他人のふりみて我が身を反省する姿も共感。ラストは微妙。おすえにドン引き。。それを許せるほどの成長を見せたことを表現したかったのかもしれないが、女って怖すぎる。それにこれまでストイックな文章だったのに、栄二とおすえのキスシーンは不要では?あと、清七のその後など消化不良もありましたが、ラストのサブの登場の仕方は最高。
「読書力」文庫百選
2.この関係性は、ほれぼれする
→対照的な2人がコンビを組むと思わぬ展開が生まれる
同名映画の原作主演は藤原竜也 この映画をきっかけに山本周五郎を読むようになった 読後感が良い さぶはいいやつ
これはさぶと栄二の友情物語ではなく、自己啓発書として読むのが正解と思う。仕事でもなんでも、労せずして成果を上げることができる人間はそうでない者の気持ちはわからない。この小説ほどドラマチックでなくとも小さな逆境や不幸には日常的に遭遇するし、その経験からどれだけの気付きを得て、どれほど成長するかは結局のところ自分次第だな、と。物事が上手く運んでいる時こそ、読み返したい。
栄二とさぶは、芳古堂といふ表具屋で修行中の親友同士であります。 栄二は男前で賢く娘たちにちやほやされる奴。 一方のさぶは、見るからに愚鈍でさえない男。 対照的なふたりですが、強い絆で結ばれてゐるのです。 ふたりが23歳になつた時、事件は起きます。 芳古堂の得意先である「綿文」で、高価な古金襴の切れが紛失したのですが、それが栄二の道具袋から出てきたといふのです。 もちろん栄... 続きを読む »
「さぶのような人になりたい」とは本を貸してくれた彼女の評。
読んでみると、タイトルは「さぶ」なのに、主役の名は栄二。
読み終わると、あくまで栄二のサポート役に徹するさぶこそが本作の隠れた
主役であって、タイトルはさぶ個人というよりも、「さぶ」という言葉で形容
される大勢の人々を指していることが分かる。
さぶの献身はけして無償のものではなく、栄二との間に築かれた、認め
認められ、頼り頼られという関係に由来するものだと思う。
寄場でのエピソードも興味深く、皆が皆器用に生きていけるわけじゃない
と教えられた気がする。
一人の少年の成長物語としてよくできている。「無償の奉仕」という主題が、ミステリ的カタルシスと相まって、うまく効果をあげていた。
名言
①どんなに賢い人でも自分の背中を見る事は出来ない。
②世間にたてられ、人に敬われていくものには陰にみな"さぶ"のような人間がついている。
流石に周五郎の最高傑作と言われる作品。題名と中身があわないなと思い読み進めていくと最後に大きな理由が。あ~それにしてもただただ感動。栄二とさぶそして二人の女性。栄二が濡れ衣を着せられて人足寄場に送られて物語は静かに進行していく。プライドの高い栄二が見返りを求めない人情に少しずつ心が氷解していく様はかなり引き込まれていく。かおる風で季節を感じるなど美しい表現もこの本の魅力か。台風の風が心地よく感じるのは気のせいか!
全1巻。
時代もの。
タイトルだけ見るとあれな本著。
利発的でどこいってもリーダーな英二と
うすのろだけど純粋なさぶの物語。
小さいころから助け合っていた2人が
大きな試練を乗り越えていく流れ。
主役はさぶじゃなくて英二。
でもそれが良い。
さぶの心情がよけい印象に残る。
世の中の理不尽さに翻弄されながら
最後に気付いた「それでいい」。
だって人間だもの。
ただ終わり方が「ん?」て感じだった。
あれ終わったって感じ。
よくよく考えるといやいやってなる部分・人もいる。

乙川優三郎の『喜知次』の解説で設定が似ていると書かれていたので、初めて読んだ山本周五郎作品です。
物語は、同じ住み込みの職人である、男前で器用で賢い栄二と、丸っこくて愚鈍だが誠実な“さぶ”という二...





