つゆのひぬま (新潮文庫)

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著者 : 山本周五郎
  • 新潮社 (1972年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134192

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つゆのひぬま (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 武家草鞋
    つゆのひぬまが好きでした。ハッと気付きのある物語です。短編で展開がはやいのでどれも読みやすいです。

  • 「武家草鞋」「つゆのひぬま」がよかった。「つゆのひぬま」は、昔吉永小百合と長谷川裕美子、松山政路というキャストでドラマになっていて、それをCSでみて読んでみた。

  • 戦後から、昭和30年をすぎた頃の作品。この頃の作品はおもしろく、良くできている。「武家草鞋」「凍てのあと」「つゆのひぬま」が良かった。13.5.9

  • 就職してじっくり小説読む暇もなくなってから、
    すっかり周五郎の短編ばっかり読んでます。

    古本屋で順番も気にせず適当に買ってきてるんだけどどれ読んでも面白い。

    今回読んだ中では「妹の縁談」が良かった。
    前に読んだ「おたふく」と同じ話で男性から女性に視点を変えたお話。

    冷静と情熱のあいだみたいな。あれは青しか読んでないけど。
    好きな話だったから別視点の話が読めたのは嬉しかった。

    武家もの、町人ものいろいろ入っててバランス良くまとまってました。
    ただ、やっぱ周五郎の現代物はあんまりハマらない。
    歴史ものの中で浮いてるからだとは思うんだけど何でかなー。

  • しっとりしていて、好きだなぁ。うまい。

  • 山本周五郎
    中学の頃、自己紹介だったかな、好きな本が山本周五郎の「さぶ」だという女子がいてさっそく読んでみたんだ(恋愛感情はなし)。面白かった。教養小説ともいえる内容なのに頁をめくる手が止まらない、それから中学では山本周五郎をかなり読み込み(短編が多い)、今でもたまに読みたくなる。で、今読んでもすごいや。この短編集を読んで思った。途中だけど。

  • なるほど「大衆文学」というにふさわしい、受け入れやすい・解りやすい・面白い文学である。山本周五郎デビューであったが、なんとも面白く、一気読みしてしまう。テレビドラマのような、受け入れやすいストーリーと人物描写のなかに、深い人間愛が感じられて、なるほど世間の評価の通り、山本周五郎の中毒性のすっかりハマってしまう作品群である。特に「武家草鞋」は最高にカッコイイ。

  • 「武家草鞋」
    「みんな、金、金、金・・・だ。この世は腐ってる。世間全体が欺瞞と狡猾の組み合わせだ!」と、伝三郎はこの世に絶望し、死を求めて深山に入る。
    が、老人と娘に助けられ、一緒に暮らすうちに生きる力を取り戻す。草鞋を作り始めたところ、「丈夫だ」「長持ちする」と大評判になる。しかし、またしても、世間の荒波が伝三郎をおそう・・・!
    山本周五郎が昭和20年10月に著した傑作!!

    (九州大学 大学院生)

  • オチが見えた途端に終わる話が多かった。ちょっと余韻がなさすぎる感じがしましたが、納得はいきます。
    山女魚萌えたー。弟×兄は王道です

  • 「つゆのひぬま」とは「露の干ぬ間」である。 深川の小さな娼家に働くおぶん不幸な過去を持つ良助を客にとる。 年かさの娼婦おひろは、労咳の浪人の夫と子供をかかえている、と自分の身の上話を作り上げ、金をためるのに励んでいる。 おひろは、客との間に真実の愛は育つはずがない、といい、またそうなってもならないと決めている。 おひろにいわせれば「どんなに真実想いあう仲でも、きれいで楽しいのはほんの僅かの間、露の干ぬまの朝顔、ほんのいっときのこと」なのだ。 おぶんにそう忠告するのだが、おぶんはそれでもだんだんと良助を待つようになる。 ラストシーン、大洪水で屋根の上にとり残されたおひろとおぶん。愛情に不信感をもっていたおひろは、助けにきた良助の真実の愛にガツ〜ンと一発くらわされるのだ。 自分のためた全財産をおぶんの懐に押し込み、おぶんを良助の船にのせ「・・・・つゆのひぬま・・・・といったのは取消してよ」と、一人屋根に残る。 おひろはこの先どうなるのかもわからないが妙にすがすがしいのだ。 私の場合、結婚して28年もたった(もった?)のだからつゆのひぬまというわけではないかも。。。。。しかし、人生そのものはあっという間、つゆのひぬまですね。

  • 「つゆのひぬま」とは「露の干ぬ間」である。

    深川の小さな娼家に働くおぶん
    不幸な過去を持つ良助を客にとる。

    年かさの娼婦おひろは、労咳の浪人の夫と子供をかかえている、と
    自分の身の上話を作り上げ、金をためるのに励んでいる。

    おひろは、客との間に真実の愛は育つはずがない、
    といい、またそうなってもならないと決めている。

    おひろにいわせれば
    「どんなに真実想いあう仲でも、きれいで楽しいのはほんの僅かの間、
    露の干ぬまの朝顔、ほんのいっときのこと」
    なのだ。

    おぶんにそう忠告するのだが、おぶんはそれでも
    だんだんと良助を待つようになる。

    ラストシーン、大洪水で屋根の上にとり残されたおひろとおぶん。
    愛情に不信感をもっていたおひろは、助けにきた良助の真実の愛に
    ガツ〜ンと一発くらわされるのだ。

    自分のためた全財産をおぶんの懐に押し込み、
    おぶんを良助の船にのせ
    「・・・・つゆのひぬま・・・・といったのは取消してよ」
    と、一人屋根に残る。

    おひろはこの先どうなるのかもわからないが
    妙にすがすがしいのだ。

    私の場合、結婚して28年もたった(もった?)のだから
    つゆのひぬまというわけではないかも。。。。。
    しかし、人生そのものはあっという間、
    つゆのひぬまですね。

  • 「おしゃべり物語」は痛快。小姓に上がった主人公が、殿様の部屋の隣で仲間にたわいもない議論を吹っかける。最初は立腹した殿様も、主人公の率直で本音の語り口に好感を持つ・・・。

  •  非常に面白かったです。
     江戸の市井に住む人間の哀歓がこんなにもうまく書ける作家はもう出ないんじゃないでしょうか。正統派歴史小説です。
     筋の一本通ったうつくしい物語たちでした。

  • 痛快な話の"おしゃべり物語"が面白い。"山女魚"はしみじみ。

  • 壮絶な忠義。武士とはこういうものだと思います。

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