花も刀も (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134390

感想・レビュー・書評

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  • うーむ、ほとんど覚えてない。
    まだまだ休みさえ取れないこの状況、いつまで続くのやら。。。

  • 表題になっている「花も刀も」が一番感情移入しやすかった。

    真面目で、女遊びや酒もしない主人公が真面目すぎるがゆえに転落していく様を描いている。
    彼自身は信条のために行っていることであっても、周囲から見れば「もう少し肩の力を抜けばいいのでは?」と思ってしまう。

    楽に生きれればいいのだろうけど、なかなか難しい。

  • 表題作。巡り合わせの悪さは自分だけではない。救いは人間関係だ。「古い樫木」も良かった。13.5.28

  • 花も刀も

    山本周五郎の初期から後期までの幅広いジャンルの短編集。ちょっとおかしいのからシリアスなのものまで、時代劇も現代物も合わせて。

    三部大作を読み終えたあとでは短編ではやはり物足りない感があるのは事実だがそれでも読み応えはある。

    タイトルにもなっている花も刀もは剣術に生きる主人公が剣の道、人との付き合い、食べていく方法で大いに葛藤する姿を書いている。誰も間違ってはいないが信念が受け入れられない主人公の歯痒さをつい自分の経験に当てはめて読んでしまう作品だ。

  • 20歳のころから何回か読んでいる。繰り返して小説を読むことが少ないぼくですが、この「花も刀も」は励まされます。

  • 最初の方少し描写が冗長な話もありますが、読後はすっきりします。表題作は珍しく救いがない感じですが‥‥というかその前提となった物語を読んでいないので何ともいえないのですが、よかったと思います。歴史に疎いので周五郎のこういうのきつい(笑)。

  • 子供の頃に読んだのだが今はもう内容を忘れてしまった。
    いつか読み直してみよう。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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