風雲海南記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 121
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (581ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134574

感想・レビュー・書評

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  • 『風流太平記』が面白かったので、似たようなタイトルだから似たような内容かと思ったら、難読漢字の海外都市が出てくるあたりから気持ちが乗らなくなった。ダイナミックだけどあまり面白くなかった(あくまでも個人の感想です:笑)。

  • 埋もれていただけあって超駄作。

  • 昭和17年の長編作品。
    解説を読むと、復刻にあたり最後の2頁がどうしても見つからず苦労したようだ。
    「樺太日日新聞」に別タイトルで15年1月から1年間連載されていたものから辛くも補完できた一品。

    時代は江戸初期、寛文の頃のお家騒動。
    しかし、スケールは壮大で舞台は海外にまで広がる。
    連載という縛りのなか、いろんなところに山場があって、読み進めずにはいられなくなること請け合い。

  • 四国西条藩主の落胤が主人公。容姿端麗、剣術にも秀で女性にモテる。御家騒動を操る藤巻右京に挑み、舞台はマカオに及ぶ。現実味が乏しくいいたい事もはっきりせず、同じ周五郎が作者なのかと首を傾げたくなる。13.7.18

  • 再読了。

  • 2010.11.14(日)。

  • 若殿のカリスマで読ます! って感じだった。
    若殿がスーパーマンで魅力的。
    お家騒動なので、勢力と名前が覚えられなくて涙。メモしようと思ったけれども、時既に遅し;;

  • 骨太なアドベンチャー作品だと思います。登場人物の関連性に「偶然にもホドがある」と思ってしまう部分もありますが、大目にみてしまうくらい内容に厚みがあります。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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