橋のない川 (5) (新潮文庫)

  • 127人登録
  • 3.91評価
    • (16)
    • (11)
    • (16)
    • (2)
    • (0)
  • 12レビュー
著者 : 住井すゑ
  • 新潮社 (2003年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101137063

橋のない川 (5) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 水平社創立以来、だんだんと小説というよりもドキュメンタリーっぽくなってきた感じがする。孝二らの投獄という難儀な出来事もあるが、静かに時は進んでいく。
    そしてそろそろその年が来るはずだなぁ、と思っていたら巻末でついに来た。来てしまった。しかも渦中には自立の道を求めて行った豊坊んがいるはずで…。孝二同様頭が真っ白になった瞬間、ぬいお祖母んの「若いのよりもさらに美しい」顔が目の前に見えた。
    大地は生きているのだから動くのは当たり前というお祖母ん。そのお祖母んは動く大地にしっかりと足を踏みしめて、これまで生きてきたのだ。辛いことから逃げ出さず、面と向かい合う、耐え忍ぶ、あるいは立ち向かう。どうしたらそんなに強くいられるのだろう。孝二はぬいの血を濃く受け継いでいると思う。
    どうか生きてて豊坊ん、そして朴さん…。

  • ぬいとふでの生活がとても愛おしくなってきた。

  • 不当な差別に虐げられてきた人たちが、今や“賤民”を返上して、“選民”の道をいかんとす。歴史の教科書では理解し得なかったできごとが、生きた言葉で語られることのおもしろさ。長~い語りや手紙のやりとりが多く、またかぁ~なんて言いたくなるところもなくもないが…。思いがけず、孝二らが裁判にかけられたりして、いよいよ歴史が動き始める。年内に7部まで読み終えられるかしら。

  • どんどん引き込まれていく。
    生涯をかけて己が内なる鬼の追放に精進するまちえ。
    私の中にもある己が内なる鬼。
    気づかないふりはできない。

  • 表紙裏
    大正11年3月、全国水平社は結成された。故なき差別に泣かされてきた多くの人々は、これを拠点に力強く立ち上がる。しかし、ふるい因襲と偏見はなお、かたくなに厚い壁をめぐらして人々を寄せつけまいとする。抑圧と抵抗の激しい騒ぎのなかで、孝二ら小森の青年7人は獄舎に送り込まれる。だが、真実と正義を求める人々の声は消えることなく、燎原の火のように各地にひろまってゆく。

  • はぁ。5巻まで読み終えた。
    つらい経験をしたけど、それでまた一回り大きくなったね。
    ただ、世間は悪、孝二たちは善という単純な構図になっているのがちょっと気になる。

  • 2011/05/09:借り本。

  • 孝二の心の支えとなった詩集『草の葉』からの一節「歌のような大地の調和 その完成は哲学をこえて 申し分のない人類の母」。かつて日本の農村にもこのような自然のすばらしさがあったのであろう。

  • 生みの苦しみ。
    だが生まれたのだ。

  • 橋のない川 1.2 参照

全12件中 1 - 10件を表示

住井すゑの作品

橋のない川 (5) (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

橋のない川 (5) (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

橋のない川 (5) (新潮文庫)の単行本

ツイートする