ぼくはこうして大人になる (新潮文庫)

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著者 : 長野まゆみ
  • 新潮社 (2004年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101139517

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長野 まゆみ
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ぼくはこうして大人になる (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 爽やかな世界でした。
    キスの表現も、とても美しかったです。

    七月が気になって仕方なかったのですが
    「かまってほしかったからさ。
     探しに来てくれるとおもっていたのに、」で
    落ちました。
    もう、駄目...!

  • 高校生のとき、模試で扱われていて驚いた覚えがあります。

    クラス委員を務める優等生の一は、もうすぐ15歳になる。が、幼年期に受けた双子の兄姉の悪ふざけのせいで、ある不安を抱えていた。転入生・七月の登場で安定していたはずの学校生活に陰りが見え始め、修学旅行で決定的になる。
    15歳の未青年が、家族や周囲との関係について思い悩む。

    なんていうか、理想的な物語の世界です。

    出てくる少年たちに、決定的なバカがいないっていうのも理想のひとつ。

    中学生男子がみんなあんなに理知的で大人びていたら、不健全だし、気持ち悪いと思う。

    もっと、子どもらしい頭の悪いことしようよ!
    と思わないでもないが、

    その少年たちを許容してしまう長野まゆみワールドが大好きです。

    あまつさえ同性愛があからさまに描かれていても、許容できてしまうから不思議。

    登場人物たちが一様にクセを持ちつつ、いろんな形で一を大切にしているところと、

    一が、自分で思っているほど人のことを理解していないと気づくところが、

    国語の教材っぽくて良かった。

    どうにも長野さんの文章自体にもクセがあるので、好き嫌いは分かれるところでしょうが、一度好きになったら病みつきになる世界観です。

    とりあえず、「疲れたときは、クエン酸が欲しくなる」と言って、
    グレープフルーツジュースを買ってくるような女子中学生が本当にいたら、とてつもなく嫌だなと思いました。

  • 主人公が好きすぎてどうしていいのか。ストイックだけど脆いというのはずるい。

  • 長野まゆみさんの書く世界は透明。水のようだと思います。

    透明過ぎて、見たことのないような言葉の数々に戸惑い私は何滴か溢してしまった気がします。今読み直せば、全部掬って飲み干せるかもしれない。

    その中で「ぼくはこうして大人になる」は最後まで溢さず読めた方です。メインの二人のもだもだ感と、何気に亜細亜との絡みが好きでした(笑)

  • 素直に面白い。
    読んだ後に題名にもどるとどこかずっしりと来るものがある。
    「ずっと誰かに甘えたかったんだ」という所は切なくなった。
    知らなかったことを知って、ショックを受けて、わからなくて落ち込んで、解決したわけではないのだけれど、いい意味で今まで気づかなかったことにも気づけて、なんとか前を向いて、生きていけるような気がする。こうして大人になっていくんだ。

  • 再読。その昔、初期の長野さんの作品がとても好きでした。この本は内容を知らぬまま、懐かしい作者さんの名前に惹かれて手に取りましたが読んでみて唖然。最近、BLにはまっている私にはまさにストライクゾーン。内容だけではなく、文章が読んでいて気持ちよく、雨の匂いやシャツの肌触りが感じられるような所を何度も繰り返し読みました。

  • 思春期の男の子のすばらしさよ・・・

  • 好みに合わないと感じました。
    同性愛は嫌いじゃないが、舞台に靄がかかったようでうまく入り込めませんでした。修業がたりないだけだろうか。
    数年後読み返して感想が変わるかもしれません。

  • 海辺の田舎町に暮らす中学3年生の主人公。
    年の離れた姉兄に”女の子”と思い込まされ幼少期を過ごしたせいで、自分は歪みのある人間だと思っている。

    頭がよく落ち着いていて、人が嫌がることでも進んで引き受ける誰もが一目置く優等生。
    そんな彼の世界を壊す者として、東京からの転校生が登場する。
    田舎になじまず、同級生に反発する転校生のせいで穏やかだった日常は不均衡となり、修学旅行で様々な事件が起こる。

    異分子に虚構の世界を壊されることで主人公が成長を遂げるというありがちな筋ながら、使われる語彙と独特の文章表現でなんだかファンタジックである。

    思春期の自意識過剰なキャラクタたちがリアルで鮮明。伏線も綺麗にはられている。
    同性愛の要素が物語を支配しているので、これが受け入れられないなら読む必要はないなと思う。やっぱり耽美。
    ふと、中高生を主人公にした物語って、魔法か同性愛の要素でもなければ物語のテンションを保てないのかも、といまさらに思う。

  • おおお・・・おお!

    と言うのが、感想です。(どんだけ)


    家族の話。嗜好の話。
    「中学生」という限られた時間、空間の話。

    「繊細にして傲慢、冷静にして感情的」というあらすじのコメントが一番しっくりきます。


    主人公イッくんがイッくんであるための多くが語られている。
    要領がいいというより、そうならざるを得ないという心理。

    私には想像することしかできないけれど、男の子はこういう思考をしているのか!ととても新鮮でした。
    この話、全員の性別が逆だったら全く違うものになるんだろうな。

    中学生ってそういえばこんな雰囲気だったなあと思い出されます。
    「こうなりたい!」という像がたとえあったとしても、持って生まれたものは仕方なく。
    その頃はといえば、血ではなく家に由来するものが多いのだな、と。

    ところで、私の中で七月はめちゃめちゃかっこいいんですが。実際のところどうなんだろう。
    (女子に人気がありそうという描写があるから、あながち間違いではないのだろうけど)

    彼らが大人になったら、きっとまた変わってしまうでしょう。
    若気の至り、となるかもしれない。
    それでも、脆くて強くて綺麗な一瞬を忘れたくない。

  • 長野まゆみ!長野まゆみ!!読み始めはいままで読んできたものと少し違う雰囲気にびっくりしながら「普通の小説みたいだ……」なんて思いながら読んでいました。段組や文字が旧仮名使いでなかったりという所にそう思っただけではなかった気がします。いままでのものより開けた関係が書かれていてそもそも舞台自体も学校という社交の場が用いられていたからかもしれない。あと、「家」という言葉が頻出していた。(いってもそんなに長野まゆみをたくさん読んだわけではない)

    面白かったのは彼がいかに大人ぶることを履き違え、諦めや抵抗をしようとも自分の被害者意識や他と画した自分の立ち位置を気付こうとも、彼はやはり子どもで、兄姉に守られ、愛され認められているところである。
    愛されることへの鈍感さと彼の被害者意識と常時自分を律しなければならないがそれが難しいそのもどかしさに悩むところも私が好きになる箇所だったように思う。

  • 鼻息が荒くなる展開…!
    優等生な一が精神的にぐらつくのが読んでいてたまらなかった。
    でも、クラスの皆の一への対応が冷酷だったけど凄い現実感があった。
    仕掛けた健もショックだったろうな、誰も庇わなかったから。
    だけど、皆の前でぶん殴った七月はちょっと後先考えなさすぎじゃないか?

  • 結局文庫本も買っちゃった。いい。

  • 海辺の田舎町に暮らすぼくは、中学三年生。優秀でまともな少年に見せるだて眼鏡をかけ、人に云えない不安を抱えつつ、級友たちの過分な信望を得て平穏な学校生活を送っている。ところがある日、クラスに七月という少年が転入してきた。なかなかみんなに馴染もうとしない彼とかかわるうち、修学旅行中に騒動が起きて……。繊細にして傲慢、冷静にして感情的な、少年たちの夏を描く。

  • 最後らへんの七月の態度に驚いた。

  • 思ってたよりもBLっぽくて、びくびくしながら読んでた。

  • ああああああ。なにこれ面白い。小説で風と木の詩を読んでいるみたいだ。

  • 「家族」「転校生」「雨」。初めて手に取った長野さんの本がこれだった。長野さんの書く少年たちに出会ったおかげで、小説好きになったといっても過言ではない。
    ラストシーンでの七月のセリフですべて持っていかれました…。可愛すぎるだろ。

  • いい!すき!

    亜細亜がとってもすきです

    思春期にありがちな勘違いって気付いたときとってもはずかしいよね…

  • おもしろかったです!

  • 亜細亜と一の関係をもっと知りたい。

  • 繊細にして傲慢、冷静にして感情的な、少年たちの夏を描く。ということでしたが、読んでいてこの主人公のありがちな傲慢さに触れているうちに、もの凄く自己嫌悪に陥った。透明で綺麗。相変わらず、こんな中学生男子いないよ、っていうところがすき。そして亜細亜がちょういい男。すき。

  • 自尊心が強くて、理知的で、ストイックで、そのくせ脆い。
    いかにもいそうなんだけど絶対にいない、長野作品らしい少年が主人公です。
    「超少年」や「鳩の栖」とは違い、これははっきりしたBLっぽさがありました。
    そういうものに免疫がなかったはずなのに(多少の違和感を感じつつも)最後まで一気に読んでしまった自分に驚きました。

  • 優秀でまともな少年に見せようと頑張っている主人公、一は人に言えない不安を抱えつつ、級友たちの過分な信望を得て平穏な学校生活を送っていた。ところがある日、七月という少年
    が転校してきて、なかなか周りと馴染もうとしない彼に関わるうち、騒動がおきる…。

    面白かった~!
    なんか風呂で読んでて、つい長風呂しちゃって最後暑い!!って駆け足でよんだからちゃんともう一回よみたい笑

    最初は、BLと聞いてガタッ!って感じで手にとったんだけど、キャラクターがみんな魅力的でそんでもって良い話だったわよ

    家族友達自分自身でさえ、「こういうものだ」とか定義して捉えるのは出来てるつもりでも不可能なことだ、て感じました。

    私は亜細亜と、健が好きだなあ!
    しかし主人公は、いがいにビッチだねww亜細亜とできてんのかとおもいきや、令哉が好きだったり、最後は七月かい!みたいな笑


    なんか独特の雰囲気に、斬新な設定、はじめて長野さんの作品を読んだので多分まだあんまり理解できてない!
    しばらくしたらもう一回よみたい。

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