五番町夕霧楼 (新潮文庫 み 7-1)

著者 :
  • 新潮社
3.50
  • (8)
  • (17)
  • (21)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 160
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101141015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 京土産の定番である「夕子」の元ネタということで読んでみた。明らかに三島の「金閣寺」を意識して書かれた本。金閣寺を「鳳閣寺」に名前を変えている。放火犯が「夕子」という遊女と幼馴染だったとの設定を挿入することで、三島の作品とはかなり毛色の違う大人のメルヘンに仕上がっている。

  • 期待していなかったが、普通に面白かった。「いい話」っぽくするのはどうかと思うけど。授業で出たので読みました。

著者プロフィール

少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。

「2022年 『精進百撰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水上勉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×