麺道一直線 (新潮文庫 か 52-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101141510

感想・レビュー・書評

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  • 勝谷誠彦著麺道一直線 (新潮文庫)読了。コラムニストで写真家の著者が日本全国津々浦々の「地麺」を求めて旅した記録であります。JTBの「旅」という雑誌に連載されていた記事を単行本化したもの。(「旅」はこの連載の途中からJTBから新潮社に引き継がれる事となる。)

    「地麺」とは所謂ご当地麺の事なのでありますが、本著で紹介されているのはこれまであまり聞いた事がない非常にマニアックなご当地麺なのであります。例えば北海道編だけ見てみても登場するのは「でんぷんうどん」「カレーラーメン」「水そば」「陸別町の十割蕎麦」「冷やしかしわそば」「そばクレープ」「ジンギスカンラーメン」などなど。「カレーラーメン」と「十割蕎麦」以外はいずれも初めて聞くものばかり。

    「土地の文化にしっかり練りこまれた麺を探れば、その土地の心が見えてくる」「この国が続く限り、地麺は永遠に受け継がれていくであろうと信じつつ。その魅力に、これにて全麺幸福!」(同著より抜粋)

    我輩の「ご当地麺食べ歩き」の力強い味方が手に入りましたね!!本書を握り締めて週末グルメ旅に久しぶりに出かけて見る事にしますか!!

    【Dance1988の日記】
    http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20111027

  • 著者・勝谷誠彦氏の政治的・社会的なコメントについては、賛同してるわけではないのですが、ときおり記されているルポものはけっこう面白いなぁ、と思っています。

    もちろん、この紀行文のなかにも氏の思想的なエキスは充分に満たされているのでしょうが、それはそれ。
    珍しいものはめずらしく、美味しそうなものはおいしいわけです。

    取り上げられている各地の麺類。
    わたし自身訪れたことのあるお店もいくつかあることから、その時の味なぞ思い出しつつ、食後にも関わらず空腹のような気持で読んでおりました…

  • 2009/5/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2012/2/20~2/27

    勝谷誠彦氏のグルメ紀行文。本作は地方の麺を訪ね歩く。実家の近所の店も登場していた。勝谷さんの癖のある文体は賛否両論あるかもしれないが、読めば麺が食べたくなること間違いなし!

著者プロフィール

コラムニスト。写真家。1960年兵庫県生まれ。
「SPA!」の巻頭コラムをはじめ、雑誌に多数連載を持ち、TV番組にも出演。
2013年10月よりサンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」でメイン司会を務める。
対談「怒れるおっさん会議 in ひみつ基地」(西日本出版社)、「日本人の『正義』の話をしよう」(アスコム)のほか、「ディアスポラ」(文藝春秋)「平壌で朝食を。」(光文社)などの小説、評論「バカが隣りに住んでいる」(扶桑社)など、著書多数。
365日毎朝10時までに400字詰め原稿用紙で12枚以上を送る有料配信メール「勝谷誠彦の××な日々。」は多くの熱狂的読者を持つ。

「2015年 『カツヤマサヒコSHOW 酔談3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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