僕を殺した女 (新潮文庫)

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著者 : 北川歩実
  • 新潮社 (1998年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101145211

僕を殺した女 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • かなり古い物語だしあまり期待をせずに読み始めた。
    目覚めたら性別が変わっている・・・そんな馬鹿なと思うけれど、当人である僕は混乱し夢だと自分に言い聞かせ、やっぱり現実だと打ちのめされる。
    荒唐無稽な話を、ひとつひとつの可能性を探りながら物語は進んでいく。
    登場人物も多く、しっかりとした役割が個々に与えられていた。
    どの人物も意味もなく登場してはいない。
    物語が決着するための大切なパーツのひとつとして構成されている。
    だが、いろいろと盛り込みすぎでは?と思う箇所もあった。
    偶然に思えた出会いも必然だったと最後にはわかるが、精神状態が不安定な主人公・僕に引きずられるように、物語もまた不安定に揺れ動いているような気がした。
    その揺れ具合がこの物語の醍醐味なのかもしれないが・・・。
    ラスボスとも言える人物の覚悟がやけにあっさりとし過ぎていたのも気になった。
    薄氷を踏むような緊張感がまるで感じられない。
    追い詰められた人間がその場しのぎに犯行を重ねていったようにしか思えず、何か大切なものを捨ててきてしまった。
    もともと持っていなかったのかもしれないが、薄っぺらな人間になってしまっていて残念だった。
    とは言っても読み応えのある物語だったことは間違いない。
    行きつ戻りつする僕の精神状態が多少うざかったけれど、それもまた物語の面白さにつながっていたと思う。

  • 目覚めたら「女になって」「5年経って」「その間の記憶を忘れていた」、というとんでもない出だしなだけに超常を疑って読んでいたので、現実的な解を持ってきたことには素直に感動。なのだが、やはり無理矢理感は否めない訳で、説明できればなんでもありというのは望んでいたものとは違う。とは言っても、この設定を畳む手腕は見事と言うしかないので、おいおい、これをどうやって理に落とすんだよと気になった人は読んでみても損はないかと。

  • あんまり好きやない。この手の話と分かっていたら、読まなかった。大体わかったところで、必殺流し読み。ただし、映像で見たら面白いかも。

  • とりあえず主人公の性格が悪いよねと思う。
    表面に出てくるものではなくて、根っこの部分で性格の悪さが出ていると思う。
    最後、ちょっとはっきりしないところがあるけど、あーそーなんだ。で終わる感じ。

  • この作家バカでしょ。なにこの盛り沢山?最初のタイムスリップ疑ってるあたりはよかったけど、一卵性双生児に半陰陽に多重人格にレイプになんでも盛りすぎだろ。文庫540ページも引っ張ってこれはない。

  • はじめからどんどん引き込まれていく。しかし、どんどん難解にもなってくる。そして驚くべき事件の連続。複雑過ぎる。

  • 目が覚めたら性別が変わっててしかも5年の年月が経っていた、という最初の設定をSFじゃなくどうおとすのかな、というのに興味を持って読み始めました。
    二転三転してついていくのが大変、っていうのは私の理解力が低いせいかもしれないけど、それにしても読み終わったときには、この内容だったらSFのほうがまだスッキリしたかも。。。と思ってしまいました。

    超私見ですが、ミステリの種明かしに多重人格や一卵性双生児をもってこられると、ルール違反!と思ってしまうので、その両方に加えて外見を変える外科手術まで出て来て、正直ゲンナリでした…。

    ただ、読んでる途中では自分自身がアイデンティティを否定されて、拠り所がなくなったら。。と考えてちょっと怖かったです。

  • 記憶喪失に性同一性障害(?)に多重人格に虐待とか、、、。
    なんか、色んな事がてんこ盛りすぎて疲れたぁぁ(^_^;)

  • 私には読みづらかったです…

    主人公が自分の身に起きた事を予測して行動していくのですが、考えがブレまくりです。
    まあ実際このような状況になったら何も信用できなくなるのは分かりますが、目の前で起こったことだけを説明できる予測しかしないので、今までとの齟齬が生じているように思えてしまい読んでて疲れました。

    このような話にありがちなSF感がなくて、リアリティがあったのは純粋に上手いと感じました。

    ただ、最後のトリックの説明をする場面はちょっと茶番感がすごかったですけど。笑

  • 展開が予想を超えすぎて…
    ちょっと複雑すぎて混乱するけどそれに文句言う人はその程度の頭ってことです。

    いろいろ裏切りがあって面白い。

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