太郎物語 高校編 (新潮文庫 そ 1-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101146102

感想・レビュー・書評

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  • 遠い記憶だけど
    良い作品だった。子育ての時に思い出せばよかった。果たして自分の息子育ては?
    後悔ばかりかもしれない。
    その息子もはや高校生の親「高校3」仲良く
    だんまりの親子関係を築いている。

  • 心優しい太郎の物語。どこまでも爽やかで、底打つ明るさが、逆に私の心を暗くもしますが、でもやっぱり、私は、そんな彼に救われるのです。

  • 大学の時から何度か読んでいる本。当時のような気持ちにはなれないけれど、それでも読み返す。
    太郎も太郎の両親も、その言葉がいい。たぶん当時は太郎のようなことが言えるか?だったけど、今は太郎の両親のようなことが言えるか?になった。
    いまだに最後の「あいつも・・・」の先が分からない。

  • 特に大きな事件が起こるわけでもない、日常を描いた作品。だけど、高校生の太郎の、そして両親のものの考え方や見方が何とも言えず心に染みる。
    今までに何回か読み直しているけど、読めば読むほど味わいがある作品。

  • 思春期に読んでおいて良かったと思う本。理知的な自己懐疑を繰り返す主人公に是非を問いかける必然性は感じず、ただその心の揺れ動きに注視して読み進めていました。個人的に、五月さんとの心の衝突にとても共感した覚えがあります。その他、太郎目線でぶっきらぼうに描きながらも、端から見ると良い家族だなあと思える描写技巧も見事でした。

  • 高校生の頃に読みました。大学の学部の選び方は大変参考になりましたね。文化人類学なんて、高校には分からない未知の領域ですから。でもそういう学部もあるのかと思いました。高校生には是非読んで欲しい1冊だと思います。

  • 二十数年ぶりに読んでみました。主人公のものの考え方は、今の自分にも影響しているように感じます。しかし、本を読むことはまねしていませんでした。後悔です。もっと本を読んでいれば、主人公のように人生の選択肢をいろいろ持てただろうって…。定期的に再読したい本ですね。

  • 本をいっぱい読もうと思ったのは太郎に影響されたから。

  • 中学生の頃に読んだ。その後の人生観・男性観に影響多大!

  • 座右の書。
    読んだのが遅かったので実際に高校生のときに読んだらどおだったかなあと今でも思います。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。聖心女子大学卒。93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2003年文化功労者に。2012年菊池寛賞受賞。著書に『人生の収穫』『「群れない」生き方』『人間の道理』『老いの道楽』等多数。

「2022年 『未完の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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