江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

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著者 : 江戸川乱歩
  • 新潮社 (1960年12月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101149011

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江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • いやはや乱歩をなめていた。

    どの作品も素晴らしかった。
    どんでん返しとか、趣向とか、全然現代に通じるよ!と言う感じ。

    そして読みながら、現代作品に影響を与えてるんだなあと思ったり。
    D坂は恩田陸、心理試験は東野圭吾、赤い部屋や人間椅子は乙一っぽい。他にもなんかどっかで読んだような話というのを大昔に書いてるんだから、乱歩はすごい。

    少年探偵団のワンパターンさしか印象になかったので、なめきっていた。すごいなあ。

  • 誰のような小説家になりたいか?と聞かれたら間違いなく「江戸川乱歩」と答える。

    文章力、構成力、発想力、全てに置いて好み。

    江戸川乱歩からは相当影響を受けたが、久しぶりに読み返しても、やっぱり凄い。

  • 本棚の整理をしていたところ、昔購入した本書を見つけた。少年向けの小説を書いていた作者なので、昔の作家だが、読みやすい文体だった。小さい頃、探偵小説が好きだったので、明智小五郎が出てくる短編も楽しめたが、今の自分には「芋虫」が印象的だった。ただの怪奇小説というよりは、純文学に近いように個人的には思え、考えさせられるものがあった。

  • 江戸川乱歩は初めて読んだ。思っていたよりずっと読みやすい文章。「二廢人」と「赤い部屋」が良かった。

  • 推理とミステリーと変態と盛りだくさん。
    背筋がゾクリとする感覚も。
    1冊でお腹いっぱいになれる、どれも素晴らしい作品。
    まさに傑作選です。人間椅子と芋虫には一段と引き込まれました。

  • 江戸川乱歩、初めて読みました。なんでこんなに面白い作品、もっと早くに読まなかったんだろうと思いました。
    乱歩って読みづらいんだろうなーとか、難しい内容なんだろうなーとか思ってたのが実際読んでみて覆されました。グロくて気持ち悪いけど、そこが面白い!変態な人物を描く変態な乱歩が好きになりました。
    今まで読んできた推理小説は、探偵が犯人を見つけ出す工程を描くのに対して、今回の短編集は犯人を主人公にして、主人公が犯罪を決行する所や、その犯罪が見破られてしまうまで描かれているので斬新でした。
    明智という人物のことを知ってからは、主人公はこの明智に犯罪を見破られてしまうんだろうなーと思いつつ、バレないといいなと主人公を応援してみたり(でもその応援は無駄に終わるのですけれど)1ページ1ページめくるのが待ち遠しいというか、楽しくて早く結末を知りたい!という気持ちで読んでました。

  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延/著、アスキー・メディアワークス)の4巻を読んだ直後、とにかく乱歩が読みたくなって積ん読の山から発掘。
    今まで読んだことがある乱歩作品は少年探偵団モノが中心でした。
    既読の大人向け作品は「押絵と旅する男」くらいだったので、ぞくぞくしながら読みました。

    デビュー作の「二銭銅貨」をはじめ、代表作品として名を知られた作品が多数収められた本書は、とにかく読み手を惹きつけて離さない中毒性が強かったです。
    特に犯罪に手を染める者や狂人の心理描写には、怖いもの見たさの好奇心を刺激されて途中でやめられません。
    両手で目を覆っても、指の隙間からばっちり見ちゃうのですよ。

    それにしても、本書の最後の作品が「芋虫」というのが…。
    お腹のあたりに不快感がもやぁっと残る読後感です。

  • 初めての江戸川乱歩ということで短編集からはいることに。

    江戸川乱歩の世界観を知るための入門書になると思います。

    読み切りで疲れることなく読むことができるのですぐに読むことができました。

    初期の作品を集めたものらしいので、次からは長編に挑戦したいです。

  • 乱歩の初期の短編集。
    『赤い部屋』と『人間椅子』が面白かった。

    登場人物が、変態性グロテスク趣味なのだが、乱歩自身もそうだったのか…。

  • どっぷりはまって抜け出せない!!
    短編集です。お気に入りのお話、見つけて下さい。

  • 前半にミステリィ、後半にホラーの構成。芋虫は有名なだけあって、かなり怖い。初めて乱歩を読んだけれど、どの作品もかなり楽しめた。ミステリィよりはホラーの方が好みだった。
    二銭銅貨、芋虫、二廃人、D坂の殺人事件、心理試験、赤い部屋、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄

  • 人間椅子江戸川乱歩による、人間の深いところにある欲望や、羨望、そして気味の悪さが表されていた。

    ある婦人作家に送られた手紙が、椅子に忍び込んだある男の告白であり、自分が普段腰掛けていた椅子だったことが判明した。しかし読み終わったあとに届いた手紙によってその告白文自体がが小説の原稿だった。

    だが、その告白文は実話だったのではないかという疑念も抱いてしまう。人間の欲望の気味の悪さを感じた。

  • ミステリの先駆者、江戸川乱歩のまさしく傑作選、矛盾のある推理もまた奥深く、そして愛おしい。
    個人的には「人間椅子」、本当に気味が悪く、今でも思い出すと身震いする。だからこそ印象に残った。

  • 小学生の頃、国語だけは得意でよく本を読んでいた。
    その中でも、図書館に置いてある薄気味悪い表紙の江戸川乱歩の本はよく読んでいた。
    それから20年以上経った今、久しぶりに江戸川乱歩を読んでみようと思い、手に取りました。
    薄気味悪さというか、変態性というか(笑) 懐かしかったですね。夏の夜にぜひ。

  • ビブリア古書堂の事件簿で紹介されているところから興味を持ち、読んでみた。どの短編もいいけど、特に「人間椅子」ですね。タイトルからして不気味だけど、内容はそれ以上に病的ですし、ラストのオチもイカしてる。秀逸ですね。「芋虫」は現代における差別用語の連発と相まって毒気にあてられそうな気分になる。
    明智小五郎のでてくるものも先がどうなるのかすごく楽しみ。期待していたほどの落ちではないにせよ、十分楽しめました。人間の病的な部分を浮き彫りにするこんな
    短編なのに、あるいは短編だからこその濃い内容です。大正時代においてこんなにも人間の病的な部分を浮き彫りにするおぞましい作品を発表できるとは。
    乱歩のほかの作品も読みたいです。

  • 江戸川乱歩の代表作が読みたかったため、古本を購入。
    夏の終わりという良い時期に読めた。

    薄気味悪い、かつ、ぞわっとするような話や、最後に「まさか」となるような話の数々。

    とても読みやすく、読了するのにあまり時間はかからなかった。

  • とにかくじわじわくる一冊。読み終わった直後は、「ふーん」って感じなんだけど、あとから「なんかこわくない!?」ってなる。人間のもつ暗部だけがクローズアップされている。

  • この本を読んでしまったことで性癖が確立されたような気がする
    屋根裏の散歩者が一番好き
    見てはいけないものを覗き見てしまうときの高揚感
    日常と非日常をわけるもののなんと脆く儚いことか、その一線というのは簡単に越えられてしまうという危うさ
    例えば押してはいけない、と言われれば言われるほど押してみたくなる非常用ベルを押しても絶対にバレない環境になったらどうする?という状況をドス黒い犯罪で煮詰めたような
    たまらなく魅力的です惹かれてしまう
    赤い部屋や人間椅子のような笑い話のようで読後に煮え切らないイヤ〜なもやもやを残すお話も好きです

  • 「江戸川乱歩」って名前はよく知ってるけど、読んだことないし難しそう・・・と思っている人に読んでほしい!
    短篇だから読みやすいし、ハラハラドキドキでページをめくる手が止まらなくなります笑
    私はここから乱歩ワールドにはまってしまい、全集に足を踏み入れてしまいました。(たあ)

  • ビブリア古書堂で乱歩に興味を持ってから、マンガで読んで、ついに原作を読んだ。
    こんなに面白かったとは!!もっと早くに読んでおけばよかった~。
    昔に書かれた話なのに、今の時代にも充分楽しめるなんてすごいな~。

    乱歩の他の作品も読んでみよう。

  • 江戸川乱歩さすがやわ

  • 彼の全てが詰まった贅沢な短編集。江戸川乱歩の作品はシリーズものより読み切りものの方がしっくりくる。個人的には「芋虫」が好きだ。エログロナンセンスの三拍子揃った作品で、爪の間や背中の見えないところに張り付いてそうな嫌らしさが詰まってる。悪趣味だ

  • 鏡地獄と赤い部屋、人間椅子、芋虫が特に好き

  • 凡庸であるがゆえにおぞましい現代の地獄めぐり

    ①心にかくした冒険心をからかい、からかわれる暇人ふたり
    ②人間の意識の外から神のようにコントロールしてくる「人間」
    ③神と処女の関係を模して愛し合う欺瞞は死によって露呈する
    ④何気ないおしゃべりのうちにすべての秘密がこぼれ落ちてる恐怖
    ⑤盲点を突かれて気づかぬうちに殺されてるかもしれない恐怖
    ⑥常にわたしは監視されているという思い込みを誘う話
    ⑦かなわぬ恋のためならモノにでもなりたい人の話
    ⑧球形の閉鎖空間でゆがんだ鏡像と向き合ったら発狂した人の話
     ラカンとフロイトのまぜあわせか
    ⑨愛する妻の裏切りを、くわえる指もなく見守るしかなくて
     しかも彼にはもはやこれ以上大人になる望みもない
     マザコン地獄である

  • たぶん初めての江戸川乱歩。

    どの話も面白かった。
    昔に書かれたものだけれど
    古さを感じない。
    (お金とか電話とかはまあ置いといて。)

    芋虫は、すごく切なかった。

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