一日江戸人 (新潮文庫)

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著者 : 杉浦日向子
  • 新潮社 (2005年3月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101149172

一日江戸人 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 時代劇でなじみの深い江戸時代。政治や事件は日本史で習うことはあっても、庶民の暮らしは意外と知る機会がありません。「江戸っ子」庶民のあれこれが、ユニークなイラストと面白く砕けたエピソードで紹介。

    江戸市民の住まいや暑さのしのぎ方、食、遊び方、色男・美女伝やおしゃれなど俗っぽい部分まで、幅広く濃厚に江戸を感じることができます。血気盛んで活き活きと日々を楽しむ江戸人を前にすると当時が羨ましくなるほどです(「殿さま暮らし」は大変だと分かったので一庶民で…)。個人的には「傾く」のイラストにホレボレ。粋とはこうゆうこと。
    巻末には「江戸っ子度を測る18のチェック」なるものが。結果はヒトケタ台で「並の日本人」…江戸っ子気質からは程遠いようです。。

  • 面白かった!色んな資料を読んでこの一冊の本が出来上がっているんだろうけど、全然硬くない!「この間、江戸の人見てきたんだけどね~」って語りかけられているようで、とっても読みやすかった。読者というより聞き手の気分。イラストも豊富で楽しい本。
    シャレとスラングの話が特に好き。茶漬る……とにかく動詞化することって江戸時代からあったんだ。

  • 2007年2月1日読了。

    突然ですが杉浦日向子さん。亡くなってから最近急に気になってます。

    江戸っ子というか江戸時代とは、月の三分の一ほど働けば後の三分の二は遊んで暮らせるといったお気楽なご時勢だったとか。そんなのんびりも江戸っ子気質というやつらしいです。はー良かった。ってちょっと安心した私には何かそういった部分があるのでしょうか? 生まれも育ちも九州福岡なんだけど(^_^;)

    とにかく楽しいこと大好きの江戸っ子らしいです。道端で歌って踊ればみんな手を叩いていくらかの小銭を投げてくれる。美男美女がもてはやされるのは世の常ですが、それらにもこと細かく注文がある。気を遣ってないふりをしてなにかしら細かいところに気を配るのが粋なんだとか。

    将軍様も大奥もいろいろ大変だったらしいですが、のんびりなのはやはり長屋の庶民の暮らし。親子三人一か月一両で暮らせるのかー。あぁ憧れの江戸長屋暮らしってなもんで(意味不明)。

    お江戸の時代の衣食住風俗文化エトセトラ。ちょっと読むだけでタイムスリップした気になるのです。興味なくてもちょっと知るだけでなかなか面白い。

    ちなみに「江戸っ子度チェック」。衝動買いだとか見栄っ張りだとか駄洒落が好きだとか……やたらと該当するのですが、何か?

  • やっぱり日向子先生!!!
    最高に面白かった。
    聞いた話では江戸時代の事実は明治に捻じ曲げられたとか曲げられてないとか・・・
    しかしこれを読めばいかに江戸時代が平成の世に近かったかが良く分かる。
    個人的に"カブキモノ"という今でいうマンバとかギャル男とかコスプレイヤーに当てはめられる人々で物凄く興味があった。
    こういう人が江戸時代にいたと考えるだけでぐっと親近感が深まる。
    江戸時代行ってみてえーー!

  • 昔好きだったHPの管理人が強く薦めていて、気になっていた作家。もっと昔の方だと思っていたが、割と最近までご存命であったとは…。それにしても、面白い!江戸の風俗が文章半分、絵半分で分かりやすく説明されていて、とても面白い!こんなのが読みたかったんだ。当時の生計の立て方、住まい、食事、お祝い事、ファッションなど、暮らしが手にとるように分かるし、何より江戸に住みたくなるような気持ちにさせてくれる。文章だと分かり辛い部分の補足としての絵がだいぶありがたい。それにしても当時の酒のつまみがあまりにも美味しそうなので今度作ってみようと思う。

  • 江戸時代の町人の暮らしぶりが分かりやすい。
    自分も江戸っ子のように悠々と生活をしてみたいと思うが、実際に江戸で生きるとなると、コミュ力が必須の社会のようだから、うまくやっていけないだろう

  • これこれ、こういうことが知りたかったんだよー!

    江戸の人々の暮らしが知りたいな、と思って、今までいろんな本を読んでみましたが、どれも「な〜んか違う」と思ってきました。

    「そういえば、いろんな本で時々杉浦日向子って名前を見かけるな」と思い、買ってみたのがこの本です。

    江戸に暮らす人々の、こういう話が知りたかったんです!
    漫画家さんだけあってイラストも満載で、大満足でした。
    他の本も読んでみよーっと。

  • 読み始め…16.6.14
    読み終わり…16.6.15

    杉浦日向子さんはもしかして江戸(時代)の人??!

    杉浦さんはタイムスリップでもして、ちょいと江戸の旅をしてきたわ~と土産話でも聞かせてくださっているのか、いやいや...やっぱり杉浦さんは元々江戸のお人でタイムスリップしてこちらにやってきて、江戸でのいつもの暮らしぶりを井戸端会議かなにかの種にでもしていらっしゃるのか.....たぶんきっとそのどちらかに違いないのではと本気で思ってしまうくらいに杉浦さんは、江戸の時代を今まさにここで見ているもののように細やかに詳しくかつ、快活気さくに案内してくださいました。


    「百人嚇」ってあれ、ですよね!?
    江戸の時代からあったのですね~。

    「垢抜ける」の語源にもなる江戸っこの暮らしぶり。
    お正月のお餅はその昔江戸でも最初は丸かった。。
    「趣味」と「道楽」の違いを江戸人から教わり、ファッションの流行というものは江戸時代にもあって今とさして変わらずずーっと続いている。。

    二百年も三百年も前のことがついこないだのことのようです。

    おまじないも面白かったし江戸見物ツアーも楽しかった。。

    ご自筆のイラストも漫画家さんならではの細やかさで添えられているコメントは面白くて楽しくて♪
    ひと読みで大ファンになりました。

  • 江戸のトリビアがたっぷりつまった画文集。気楽に聞ける語り口と細かいイラストで、江戸っ子の衣食住から年中行事、大奥の秘密まで楽しくガイド。
    上級編に登場する江戸っ子の考えた未来予想図などがあまりに的を射ていておどろかされる。傾き者のファッションなども今に通じるものがあっておもしろい。春画については執筆当時(20年ぐらい前)にくらべて評価があがって、展覧会も開かれておおっぴらに見に行けるようになったんだなぁ、杉浦さんがもう少し長く生きられたら春画についてもっといろいろ語ってもらえただろうに、と惜しまれる。

  • 杉浦日向子先生の著書に嵌り、
    江戸東京博物館まで行って来た。
    一日江戸人を読んでいたからか、
    より良く展示物が理解できる。
    屋台寿司の実寸大、今よりも大きめ。
    江戸後期に生まれた日本の味。
    春画浮世絵が見たい。
    北斎と写楽の違いをもっと知りたい。
    と思っていたら一枚もない。
    小学生が社会科見学で来るからか。
    18歳以上の江戸東京博物館を作ってほしい。
    そうすれば杉浦日向子先生の描く、
    粋な江戸がタイムスリップしてくるのに。
    屋台のそばで涼をとりながら腹をみたして、
    冷酒を呑んで、お姉ちゃんを侍らす。

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一日江戸人 (新潮文庫)の作品紹介

現代の江戸人・杉浦日向子による、実用的かつ、まことに奥の深い江戸案内書。江戸美人の基準、三大モテ男の職業、衣食住など、江戸の人々の暮らしや趣味趣向がこれ一冊でわかる。さらには「殿さま暮らし」は楽かの考察(「将軍の一日」)、大奥の仕組み(「ザ・大奥」)、春画の味わい方(「春画考」)まで。著者の自筆イラストもふんだんに盛り込まれ、居ながらにして気分はもう江戸人だ。

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