眠狂四郎無頼控(一) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.59
  • (15)
  • (21)
  • (35)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 252
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101150062

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2017年10月26日、読み始め。
    2017年11月1日、129頁まで読んだ。



    ------------------
    並行して、ユーチューブで狂四郎を見ているので、見たものを記録しておく。
    ・明日に別れの円月斬り
    ・お庭番悲話 裏切りの人肌
    ・毒牙を隠した花嫁

    ●2023年3月4日、追記。

    本作、何時ごろの話になるのかを調査。

    ---引用開始

    文政十二年(1829)雛祭の頃、やくざ者の賭場に、「異人の血でも混じっているのではないかと疑われる程彫りの深い、どことなく虚無的な翳を刷いた風貌の持主」で、歳は三十にはならないと見える眠狂四郎が姿を現わすのが、第一話「雛の首」である。

    ---引用終了

  • 非常に渋いなぁ
    作者は本当に天才だなと思った。この独特なかっこよさ。
    まるで、人物がそこにいるかのようで、生きて会話をしているかのような小説は、初めてだ。
    それだけ、作者が、その哲学的な生命感を設定しているように思った。哲学的で深い。
    西洋の詩が好きなのもよくわかる。

    この時代に生まれた人は、これを読むのがステイタスなように思えた。これぞ、小説、エンターテイメント小説なように感じた。
    これは、小説家は見習わなければいけないと思った。

  • 時代物が読みたくて借りたのですが最初はちょっと違うかなーと思い
    しかし読み慣れてくると軽快に読めて面白くなってきた。
    一話ごとに話が完結しているので明快だし話を重ねるごとに狂四郎以外の登場人物に厚みが増してくる。
    ただ狂四郎があまりに主人公ではあります!

  • 眠狂四郎、こんな出自だったのか。虚無感を漂わせながらも、人を引き付ける魅力がある。それに、おせっかい焼きなところもある。面白い。

  • 讀完2008年積讀的作品。前半部是一個整體的長篇,但後半部似乎是因為連載的關係,轉型為十幾頁一篇小故事。個人還是比較喜歡前面連貫的故事性,後半部分大概就像解說所提到的,方便上班族在電車上閱讀無負擔的東西,所以不需要預備知識,內容也頗為短小很快就可以讀完,而因為所謂無負擔的大前提,讀起來心裡的沉澱與思考也會被壓縮到最小,很符合速食的時代,但卻失去了前半繼續深畫主角和周邊人物的機會。

  • 何と言っても無頼控。シリーズ全部読みましたが、やっぱり最初のシリーズが一番面白い。美保代様と狂四郎さんの何とも言えないすれ違いとほのかな交情が、切なくてたまりません。大好きです。

  • 20160523〜29(二巻も含めて)太郎さんに借りた。面白いけど、私の趣味ではないなぁ

  • 現代の時代小説、と思わせる作品。

    主人公に影を持たせ、心地よい結末を与えないところに、大人が好みそうな感覚を持たせる。
    連載小説らしい作品に感じた。
    読みやすく、続きが気になる構成力。
    面白く読ませてもらった。

  • 想像していたより随分哀愁漂う話だった。

  • やっと第一巻読み終わったぁ~\(^o^)/
    やっぱ原作を読むと、人物背景、人物関係がわかって面白い(*^^*)
    これで、もう一回舞台のDVD観たら、きっと観方が変わってくるんだろうな(*´∇`*)

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田錬三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×