眠狂四郎無頼控(三) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101150086

感想・レビュー・書評

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  • 読む順番がバラバラだからなんですが、美保代亡き後の設定の奇想天外の伝奇小説の方がいい加減さ・ハチャメチャ感があって面白いかも。
    眠の品行方正への傾きってあんまり興味ないとも。
    勝手なもんですなぁ、適当な読者というのに(苦笑)

  • 事件が起きて解決するだけでなく、狂四郎の身の回りの展開も早い。そして、端々にこの時代も描かれている。狂四郎が妻と子どもを持つようになるとは。静さんにはもう少し生きていて欲しかった。

  • 狂四郎の気持ちは人間としてわからなくもないのだが、作中でヒーロー扱いされているのと引き比べるともう少しなんとかならないものかと感じる。

  • 三巻は、狂四郎様の恋愛事情が凄まじいね!!笑
    美保代と丸く収まってくれたのは嬉しいけど、静香が可哀想で…(T-T)
    まぁ、誰が悪いってわけじゃないから仕方ないねんけど…。
    でも、うちは文字若が大好きだわ(*´∇`*)笑

  • 一巻からの登場人物、途中から現れた強敵(ライバル)の
    入れ替えもドラマチックかつスムーズに、
    第2巻からどん底の美保代が絶望から幸福に揺れ動く様、
    狂四郎が抱くシンパシー、人間らしさもうかがえる3巻目。
    一方で、狂四郎の纏う虚無が一歩を遅らせたため
    「女」が悲劇に向かってしまうのが、なんとも虚しく悲しい。

  • それぞれの話だけでも十分愉しめるのだけれども、
    3巻まで読み進めて、やはり、通読すべきだと痛感。

    著者の丁寧さが垣間見られるのは、
    以前、登場した人物や出来事を放置しないこと。

    忘れていた頃にふと思い出されるようにして、出てくる。
    なんとも、お見事というほか、ない。

  • 6巻揃いの3巻。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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