- Amazon.co.jp ・本 (695ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101151052
感想・レビュー・書評
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NHKドラマ薄桜記の原作。
元禄赤穂事件の吉良方の付け人丹下典膳の物語。
ドラマとは描かれ方が違う。
ジェームズ三木の書き方のほうが好きだな。
義を通す典膳がとにかくかっこいい。
史実には実在しないらしいけど
あとがき見ると著者は史料が少ないけどいるって書いてる。
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武芸の天才丹下典膳と堀部安兵衛が、言葉でなくこころで結ばれている様子が爽やかに思えた。物語も良かったが、赤穂事件の真相や浅野内匠頭が暗君であったという事を、様々な史料に基づいて書き上げている辺りに、作者の気迫を感じた。
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これは、ドラマを見て惚れ込んだ話です。
確かシナリオが、ジェームス三木で、会話がかなり本格的な江戸の侍言葉。
かなり見事に作られていました。
それで、原作も読んでみたくて購入。
なんと、うれしいことに少しドラマと設定が違う?
ドラマとそっくり同じでもよかったけど、違う方向から書いてくれているので二度楽しめる感じです。
早く全部読みたいけど、読んでしまうのが惜しくて、ちびちびと読んでいます。 -
■2012.07 TV
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久しぶりに、凄みの利いた小説が読めて大変満足しています。元禄赤穂事件を軸に、相対する2人の、己の道に生きた武士の物語。序盤から中盤にかけては思いのほか展開がゆるやかで、ようやく弾みがついたかと思えば、そこから延々と『忠臣蔵』ではない赤穂事件のあらましと筆者の私見が1冊の本として成立するくらいに続くのですが、間延びして中だるみする事なく、これらの要素が見事に現実と虚構を融和させ、物語に深みを持たせています。ひっそり静まり返った夜に、お酒を片手にじっくり愉しむのが似合うハードボイルドな時代小説でした。
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真夏に本格的な時代小説が読みたくなって読み始める。ストーリーもそうだが、江戸の文化、風俗の記述が豊富で興味深かった。
良い意味で古風な時代小説でした。今風じゃないので、人によっては退屈かも。 -
新聞連載だから仕方がないのだけれど、少し冗長。
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忠臣蔵外伝。吉良上野介の付け人であった不遇の剣客、隻腕の丹下典膳の物語。堀部安兵衛との友情、市井の白竿屋長兵衛らとの交流が泣かせる。非常に大好きな作品。