燃えよ剣(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152080

感想・レビュー・書評

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  • 和歌を詠める人や思想を持って議論をする人間、政治を語る人間を蔑みながら、陰でこっそり下手な俳句を作る。

    近藤や沖田が居なければ、土方はただの意固地な人間である。この作品は、近藤の単純さ、沖田の剽軽で屈託のない性格に随分助けられている。
    でなければ、陰湿で広がりもなく自分の意に従わない者は、敵であろうが味方であろうが次々に殺していく器の小さな土方歳三ばかりを見せられて辟易する。

  • 「竜馬がゆく」を読んだ直後に読んだので、同じ時代の
    同じ出来事を相反する視点になって読めた。そこはオモシロかったが、新撰組や佐幕派には共感できなかった。
    前にBSの時代劇ドラマでみたときは土方にウットリした
    ものだが、原作の小説ではそれがなく。
    架空の女性とされるお雪の登場は男性読者へのサービス
    なのかなと思った。

  • 〈高校生のときに読んだ×2〉

     新撰組に当時ハマってて。三谷・香取の大河ドラマの影響からだったかなー?

     司馬さんの土方超カッコええぞ。

  • 授業中に友達に借りて猛スピードで読んだ。続かなかったので下巻は読んでない。キャラが完全固定で分かりやすーーい歴史モノ。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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