- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152127
感想・レビュー・書評
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豊臣家に忠義を尽くす三成と自らの天下を狙う家康。
とにかく家康の狡猾な政治的手腕が光る。
この狸親父!と思うと同時に、
上手い、なるほどな、と感心してしまう。
まだ上巻だが、面白い。
行く末はいかに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.9.2(水)¥280(-20%)+税。
2021.8.25(水)。 -
※2006.11.11購入
売却済み、kindle版購入 -
映画を見た後に3巻まとめて買って、そのまま積読。
1巻はまだ合戦前。秀吉も死んで、利家も死んで天下を手中に収めようとする家康と、秀吉の遺訓に従い秀頼を守ろうとする三成。
ここで誰かの行動が違ったら、歴史が違っていたんだろうなとは思うけど、家康と本田正信の謀略に抜かりはないから、どうなっても家康の世になっていたんだろうか。
オープニングの場面、映画もこうだったなと思い出す。 -
日本史上最大の決戦を発端から終結まで壮大に描く歴史小説第一部。豊臣秀吉の死がもたらす家来たちの瓦解模様。権謀術数の限りを尽くす徳川家康側の蠢き。策略が絡み合う姑息な偶像劇は非常に面白い。開戦前にも印象深いエピソードが無限に存在するとは目から鱗である。石田三成の憎まれ具合は歴代の偉人の中でもNo. 1なのではないか。本多正信という家康の腹心がどれほどヤバい参謀であったのかを思い知った。家康有利の風が吹く中で三成と左近はどう対抗していくのか。次巻も楽しみだ。
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これから西軍東軍の群像劇が描かれるといったところか。
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読み返しであり、またかの“関ケ原”なので、話の顛末はだいたい分かっているのだが、序盤の時点で石田三成は徳川家康に既に負けている。
もっとも、司馬がこのことを強調し過ぎているきらいはある。
司馬の歴史小説はしばしば横道にそれるのだが、実はこの横道が面白い。
家康が「乱になることを待ち、風雲に乗じて立ちあがるべく、虎視眈々と情勢を見ている不心得者がおらぬともかぎらぬ」と言ったのに対し、「家康自身のことである」と司馬がツッコミを入れているのには笑ってしまった。 -
豊臣秀吉死後から、関ヶ原合戦前夜までの上巻。
徳川家の執拗な、策謀家ぶりが際立つ。
如何にして、家康が石田三成を討つか。
そこに至るまでの、プロローグのような位置付けか。
今から、四十年以上前の作品とは思えないくらい、読みやすい作品。 -
謀略好きには楽しいのでしょうね、今も政治舞台で老人達が継承してるよ。
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石田三成のファンになりました