城塞(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152202

感想・レビュー・書評

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  • 人間の泥臭さを見せつけられるのが、特に戦国時代だと思う。権力闘争、内部分裂、嫉妬、裏切り‥。歴史はこれの繰り返しで動いてきた。後に、神君と言われる家康にしても、それは自らが仕掛けた演出に過ぎない。綺麗ごとでは世の中渡っていけない。

  • 2014/10/09読み始め
    2014/03/10また、読み始めたが、また休む

  • 【状況】ポスト内
    【舞台】大阪城、真田丸(陸軍墓地のあたり?)など

    大阪城のそばに住んでいて、これを知らずしてどうする?とまで思われます。大坂の陣400年にあたり、是非とも読んでおきたい本。

  • 【読了日】
     2014.07

    【タグ】
     歴史 時代小説 大坂 

    【経緯】
     ・大坂の陣400周年記念
     ・今さら司馬遼を読んでみようキャンペーン

    ----------------------------------------------

    ・真田幸村、後藤又兵衛の男伊達
    ・真田十勇士伝説の元となった真田の諜報能力
    →講談、小説、立川文庫
    ・真田丸は現在の陸軍墓地のあたり、「笹山」が真田山公園か?
    ・大野修理の無能っぷりと弱さが他の時代小説でどのように描かれているか興味深い
    ・それにつけても家康の残酷さよ
    物語のなかで終始一貫した家康の怜悧狡猾な対大坂戦略は、政治的陰謀というよりは騙まし討ち……と司馬は考えているようで、その通りに私も洗脳された
    ・大坂に登城した牢人たち→乱世を生きる戦国的性格=中世の最後の名残として描かれる
    ・対する新江戸政権内の有力者→官僚的性格=近世のはじまり
    ・家康は戦国を生き抜いた大名達の中で、誰よりも長生きした
    ・甲州最強軍団の伝説
    ・関が原~大坂の陣における高祖の動き方によって、ある家は明治まで続き、逆もまたあり

  • 戦国時代の主従関係って、随分フレキシブルでドライなもんだったのね。

  • 大坂の陣を描いた作品。真田幸村をはじめとする優秀な牢人達がせっかく助けに来てくれたのに、家康の策略にまんまとハマり彼らの邪魔ばかりする無能な大坂方の上層部がもどかしい。それでも家康を何度か窮地に陥れる場面があり歴史のifを感じずにはいられない。

  • 司馬遼太郎のほかの作品と比べて、今一つ作品の世界の中に入っていけなかった。「関ヶ原」の三成や島左近のような登場人物がいないからか?

  • NHKプレミア「英雄たちの選択」の大阪夏の陣の会を観てこのあたりを詳しく書いた本が読みたくなった。

  • 14.01.07 読破
    スケール感がない。
    豊臣側も大坂から出られないし、徳川側も姑息で卑劣。

  • 関ヶ原の戦いで勝利して征夷大将軍に任官された徳川家康が、豊臣家を滅ぼすお話です。関ヶ原から続けて読んだが、前回のようなスケール感が全く感じられない。読んでいて辛くなるとともに徳川家康の人気が、織田信長や豊臣秀吉よりもないことはよくわかる気がします。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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