胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 新潮社 (1983年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152295

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胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ポンペの帰国から、14代将軍、徳川家茂の死までの本巻。
    後半は幕末に活躍したビックネームか連ね、本筋ではないが動乱の行く末に無知な自分には興味を以って読み進めることができた。
    相変わらず膨大な資料をかき集めた内容、時に電話をかけての取材もされているようですね。あえて難を言えばフィクションとノンフィクションの境がわからないことかな。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    ポンペの帰国とともに江戸の医学所の頭取となった松本良順は、緊張した時局の中で不眠に苦しんでいる一橋慶喜の主治医となり、阿片を用いてこれを治す。一方、語学の天才・伊之助は「七新薬」という蘭方の医書を刊行するまでになったが、その特異な性格が周囲に容れられず、再び佐渡に逼塞する。また、赤貧のなかでポンペ医学を修めた関寛斎は、請われて阿波蜂須賀家の侍医となる。

  • 新撰組、徳川慶喜登場。

  • レビューは最終巻にて

  • 長崎医学伝習所開設に続き、小島養生所開設に向けてポンペや松本良順が奔走する。地元長崎に日本初の西洋式病院が開設されたことは初めて知りました。長崎という街は独自の歴史があって、長崎の街をまた散策してみたくなった。
    奥御医師の視点から幕末という時代を見ているのが、今まで読んだ幕末物と違ってとても面白い。読み進めていくと時代はドンドンと変わっていく様を見ることができ、楽しみだ。(^o^)/

  • 先は長い。けれど幕府の滅亡は近い。

  • 良順はもちろん、伊之助がどうなるか楽しみです。

  • レビューは最終巻にて。

  • 三人目の主人公、関寛斎の生き様には心を打たれる。また、読み進めてゆくとともに、時代に流されるままに生きてゆく伊之助に、同情とも、憐れみとも言えぬ感情が込み上げてくる。

  • おもしろすぎ。あと一巻でこの小説の世界からお別れかと思うと名残りおしい。

  •  本筋から離れるが、良順つかえる将軍一橋慶喜は、無能な人物と思っていたが、朝廷、薩長との駆け引き、さらには腹を据えた人が垣間見られ、もっともっと知りたい人物となった。関寛斉もそう。
     他国の価値観が蘭学を通じて入り、今までの階級や社会制度の崩壊。興味深いのが良順の父、佐藤泰然。実子をすべて養子にし、順天堂は弟子に継がしている。晩年は横浜でさらに新しく渡来する事物を吸収しようとするような親の影響は計り知れなかったと思う。

  • いよいよ幕末、大政奉還に向けた激動期。新撰組と松本良順の交わりにびっくり。蘭方医師ながら武士的な気質を強く有する良順が、不意に来訪した近藤勇と心を通わせてしまうのも何か運命的。最終巻での良順の運命を予感させる。

  • 2階書架 : 913.6/SHI/3 : 3410153182

  • 江戸に戻った松本良順は、幕府の中枢に近づいていく。
    良順が治療した一橋慶喜、徳川家茂、または新撰組(近藤、土方)などについて、それらの要人の素顔を見事に描写していて興味深い。
    特に新撰組については、衛生面を守らせ、豚や鶏を飼わせたというエピソードは面白い。(豚や鶏に残飯を食わせ、且つそれらを食とする)

    第三巻は幕府の第二次長州征伐の失敗のところで終わり、いよいよ次巻では倒幕の舞台となりクライマックスを迎える。

  • 幕末の医療と政治の関わりを描く大作。
    全4巻。

  • 第三巻から徳川慶喜や新撰組が登場し、話が急展開する。松本良順はあくまで幕府の立場で活躍する。もう一人の主人公の島倉伊之助は故・佐渡に帰り時勢の中に現れない。今後彼がどう活躍するのかが非常に楽しみ。
    十四代将軍・徳川家茂について詳しく触れられているのが印象に残った。家茂は大変な時代に十代で将軍になってしまった誠実な青年。その誠実さと責任感の強さゆえに短命に終わってしまう将軍なんやけど、政治的実力は別として、勝海舟ですらほれ込んでしまうほどの人柄の持ち主だったらしい。僕と同じ紀州出身ということもあり、すごく感情移入してしまう人物。 物語の本筋からは逸れてしまうけど、家茂の事をもっと詳しく知りたいと思った。

  • ポンペの帰国と良順の江戸帰還。新選組の面々との邂逅など。
    恐るべきは「世間」である。

  • 正義・因循の両論は、争いの段階になればもはや根も葉もない。逆に、根も葉もないからこそ争いが血を見るのであろう。実態のあるものには、ひとは決して他人を殺すほどの昂奮はしないものだ(176頁)

    吾等は、樹木を崇拝するにあらず。…沙漠に立つれば一目分明のごとく、森林は人々に崇高の念をおこさしめ、黙思沈考の余裕を置かしむ(180頁)

  •  1997年7月12日購入

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