峠(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (353)
  • (296)
  • (296)
  • (23)
  • (4)
本棚登録 : 3323
感想 : 237
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152400

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 序章の位置付けなのか、継之助が日本中を歩き回ってさまざまなものに接しているものの、話の起伏に乏しい。その中で、継之助がやたらと色を好むことに食傷したが、それが実話だそうなのでやむを得ないか。
    梟の城でも、国盗り物語でも、好色の主人公の相手をする女性との交わりが屈託なくあっけらかんと書かれていた。これは、司馬遼太郎の時代の感覚で、現代に生きる私には、やや抵抗感があることは否めない。

    作者自身、この巻は何も起きない、この後の話につながるものであると説明していたことに期待したい。

  • 文章の拙さに驚きました。例えば、主人公とある人の二人の会話の場面で、それぞれが相手に対する想いを述べるシーンがあります。その想いを作者はどうしてわかったのでしょうか???途中で、思いあまったのか筆者が突然状況説明に入ります。それもしたり顔で……。こんな小説初めて読みました。結局、この小説家はとにかく主人公を他の人よりも優れた人物、すなわち「英雄」に仕立て上げたいのです。従って、主人公が活躍中、実際には農民一揆が起きているのですがこの事には全く触れていません。ほんと英雄小説はいい加減にしてもらいたい。

  • ご存知、読んで損なし。

  • 幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸へ
    学ぶ姿、旅路のふるまいから河井継之助の姿勢が見えてくる。
    芯になるものを信じまっすぐに進む姿が心地よい。

  • 意外と面白くなかった。

  • 河井継之助の話だったらしいけど覚えていない。
    もそっと幕末を理解してからよめばよかったな。

  • <07/4/28〜7/11>すみません。私には合いませんでした。幕末ものには食傷気味だった+河合継之助があまりにもスーパーマン過ぎる

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

司馬遼太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×