- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152417
感想・レビュー・書評
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河合継之助 大好き
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上巻では、話の起伏に乏しくどうなることかと思ったが、中巻に入り、おもしろくなってきた。
幕末の鳥羽伏見の戦いや慶喜敗走以後の、諸藩の動き、御三家、譜代大名さえ、徳川か官軍かと右往左往していたこと、安政の大獄を遂げて桜田門外ノ変で落命した井伊直弼の井伊家が後に官軍として東征したという事実を知り、教科書に載っていない隙間の時代を知って興味深かった。 -
面白い。上巻でのゆっくりした流れとは真逆で時勢が急激に動くにつれ、河井氏の信念がたっていくこと、とても面白かった。
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鳥羽伏見の戦いから江戸城無血開城迄の流れが詳しく理解できて勉強になった。
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河合継之助、行動を起こし始める、の巻。歴史上の重要人物が何人も出てくる、すごい時代だなと改めて思った。
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17/10/14読了
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印象的だった箇所
なにごとかをするということは、結局はなにかに害をあたえるというとだ
何者かに害をあたえる勇気のない者に善事ができるはずがない
(207頁)
あと、継之助と福沢諭吉のやりとりは刺激的で面白い。普段使っている熟語(自由とか権利とか演説とか)を福沢諭吉が苦心して案出したというのも新鮮だった。 -
少しずつ事が起こってくる中巻。もちろん星5つの面白さだったのですが、上巻と同じ感想も書けないし、上巻ってどんな感想書いたっけ・・・と読み返すと、めっちゃいいこと書いてる、わたし(笑)上巻の感想にすでにこの小説の全てが書いてある気がする。中巻に起こったいちばんの事は、大政奉還。今まで読んだ小説、見たドラマでは、慶喜ってあまり良く描かれてなかったけど、司馬遼太郎さんの認識としては割と名君なのね。まあ、「無血」がいちばん素晴らしいと今の私の感覚だとそう思うし、だからこそ「血が足りない」と最後へんな方向に走った西郷はちょっと違うとも思う。(うけうり)そう考えると、長岡藩、河井継之助が選んだ道は正しかったのか否か。「家を守る」ことも大事だが、それにとらわれず「民が死なないか、苦しまないか」を考えることも大事。さて下巻、どうなるのでしょう。
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峠(上)のレビューご参照。