お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫)

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著者 : 北村鮭彦
  • 新潮社 (2005年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101153322

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お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ラストに落語家の立川志らくさんが
    この本は落語のバイブルだ!とたくさん書かれていたけど
    いや、まさにそうだと思う。
    個人的に好きな落語、「明烏」然り。
    傾城とか遊女とか花魁とかまぁ世の中いろんな呼び方があるけども
    一言で言えばそりゃ売春ですけども。
    違うんだよ、粋なんだよ!(と叫びたい
    髪型から歩き方から帯から下着から食事からキセルも布団も
    何から何まで細かくきっちり書いてある。
    玄人ってこうゆうことだ。
    もちろんみんながみんな、ハイ幸せでしたとか
    テレビドラマで出てくる吉原とは遥かにまた違う視点で見れたというか。
    今の現代女には到底真似できない。

  • 吉原の全体像を扱ったものの中で、一番他人に勧めやすい本でした。価格も含めての入手しやすさ、内容ともに満足の1冊です。中でも特に良かったのが、随所に当時の吉原を詠んだ川柳・狂歌が豊富に散りばめられている点で、廓の内側、外側からの視点で遊廓の日常が悲喜こもごもが生き生きと切り取られていて、江戸の人々の「粋」や「意気」または「張り」を堪能できます。華やかな部分だけではなく、吉原の暗い部分もしっかり紹介されていますし、注釈や一口話と題されたコラムも充実しているので思っていた以上に読みごたえがありました。

  • 昔人形町の会社に少しだけ勤めたことがあり、そこでよし梅という、かつてのお茶屋?遊郭?をベースにした店が気に入ってよくランチに行っていた。

    そこですごく面白かったのは、男性がレジの場所にちんまり座っておつりをくれるのだが、彼はまったく動かずなにもせず、ただおつりを出すだけ。女衆がばたばたとお客を移動させたり注文を取るが、男性はしらーっと素知らぬ顔。だれかが、「郭ってそんな場所だからね」


    そのころものすごく吉原、遊郭なんてことに興味をもって、たまに本を読んでいて、この本もブックオフにて購入。なんか、社会の資料集みたいに説明と注釈、挿絵や資料、読み物がきっちり収まっていてすごくお徳感。

    例えばあるていど、知識や時代背景や隠語がわからないと楽しめない読み物は幾つもある。あたしはそのために知識を詰め込むのはダイスキ。下調べすると同じ物語がより深く読め、なんだか顕微鏡かなにかで、同じ世界を全く違う視点で見るような、虫眼鏡でも渡されて、そんな高揚感がやってくる。


    この本を読みながら今度は、浅草をぶらぶら歩いてみたいと思う。遊女たちが眺めた東京の片鱗なんてどこにもないかもしれないけれど、でも、意識して歩くことで少しだけ、時代の残滓を感じらるかもしれない。いや無理だよ、なんて、そんなのやってみなければ、誰にもわからないでしょう?

  • 図書館から借りました。

     蘊蓄本。資料本。吉原風俗のことがわかりやすく、当時の川柳などを混ぜて紹介されている。

     いい本です。
     読みやすいです。わかりやすい。 読んでて続きが気になる本って、こういうものではとても珍しいのでは?
     
     吉原の成り立ち。地形。取り巻く人々。遊び方。遊女たちの呼び名の移り変わりや、名花魁のエピソード。『粋』とは何か。

     吉原のシステムって……、かなり凄いというか。独特です。
     びっくりです。よくお話で遊女同士で「馴染みをとった」「とられた」でぎゃあぎゃあ言うシーンがありますけれど……かなりのご法度なのですね。お客さんは馴染み以外の遊女に手を出すと……とっても恐い目にあうようです。若い衆に捕まって、元なじみの遊女のもとまで連行され、こき下ろされて、挙句にたくさんの手切れ金をとられる。
     まあだから、遊女と寝るまでに三回かけるのでしょうけれど。
    「初回(ろくに口も聞いてくれなくて、お酒とか食べ物をあげても食べてくれない)」「裏(ちょっぴり打ち解けてくれる)」「馴染み(やっとお部屋でねんごろに。煙草とか吸わせてもらったりできる)」。
     
     二十七歳で遊女定年というのも、初耳。
     ためになりました。 ……堕胎の話がちょっと気持ち悪いけれど。。

  • 343P
    初出:「吉原ホログラフィー」昭和62年6月出版
    初刷:平成17年9月1日
    印刷:錦明印刷(株)
    製本:錦明印刷(株)
    装画:柴田ゆう
    装丁:新潮社装丁室
    最初の一文:「浅草寺の東側を南北に延びる道がある。」

  • 挿絵も多く、遊女の生活や用語説明などに詳しくお気に入り。

  • 吉原の色々な事がわかる本。
    27歳で定年や、指切りは知っていたものの、自分の知識が『これっぽっち』と思いました。

    文章での注釈は、左隣の注釈欄ですぐわかるようになっている。
    『一口話』等とあって、遊女のあれこれが判る。
    本当の 粋と野暮 の違い。

    300年続いた遊郭。資料としてこれだけの量が残っている事実。
    スゴイです。

  • 線香1本いくら、ってのが面白い。
    避妊方法知りたくて借りました(待て)。

  • ※吉原のことがよーくわかる本。専門用語が難しめ?

  • 吉原ってどんなところ?疑問に思い購入。

  • 同じ売春でも今とは全く別のもの。お江戸吉原、花の街。

  • 江戸時代、吉原という廓の風俗・歴史・花魁の衣装が書かれています。当時の俳句や読み物から当時の様子を推測するのも楽しいものです。

  • 実はこういう世界に興味あります。
    いままでこういう方面の本をよんだのですが、これはわかりやすさでは一番ですね。

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